なぜ2列シート車を新設? トヨタ 新型「シエンタ」発売 「車中泊やアウトドアに最適なミニバンを」の声に応えた
「車中泊をしたい!」 ユーザーニーズに応えたトヨタ「シエンタ」がマイナーチェンジしました。2列シート仕様を追加し、待望のモデルの登場です。
マイナーチェンジで2列シート仕様が追加
トヨタ自動車は、2003年9月29日に“小粋でユースフルな7人乗り”をテーマに、お洒落なスタイルとミニバンに求められる機能をコンパクトなサイズに凝縮した初代「シエンタ」を発売しました。
その後、幾度かのマイナーチェンジを行ない、2015年7月9日には現行車となる2代目「シエンタ」が誕生しました。2代目「シエンタ」は発売以来、ファミリー層を中心に幅広い年齢層から好評価を得ています。
そして2018年9月11日に、2代目「シエンタ」に2列シート仕様モデル「FUNBASE X」「FUNBASE G」を追加し、エクステリアのデザイン変更や装備の充実、燃費の向上を図ったマイナーチェンジを行ないました。
今回のマイナーチェンジについて、トヨタ自動車株式会社 製品企画チーフエンジニアの粥川宏氏は、次のように話します。
――今回、2列シート仕様を導入した背景について教えて下さい。
2代目「シエンタ」は、アクティブなライフスタイルを応援するMPV(マルチパーパスビークル)として、2015年に『スポーツバック』のイメージを持ってデビューしました。結果、子育てファミリーを中心に広い年齢層のお客様よりご好評をいただいています。
今回のマイナーチェンジでは、さらにユーザーを広げるべく、近年増加しているアクティブなミドル・シニアがアウトドアレジャー(釣り、サイクリング、キャンプ、フェスなど)にピッタリなコンパクトスペースとして、“「3列」はいらないから、荷物が沢山詰めること”“車の中で泊まれること(フラットで長いデッキ面、その上で体が起こせる空間を持つこと)”“荷室空間をカスタマイズ出来ること”などのご要望にお応えすべく追加設定しました。