災害時の電力供給はリーフにお任せ 日産と練馬区が協定を締結
日産自動車と練馬区は、災害時における電力供給に関する協定を締結。これにより、災害時には練馬区内の日産ディーラーに配備されている試乗車から電力供給をすることが可能となります。
日産と練馬区が災害時における電力供給に関する協定を締結
日産自動車は、同社の販売会社である東京日産自動車販売株式会社、日産プリンス東京販売株式会社と共同で、『災害時における電気自動車からの電力供給に関する協定』を東京都練馬区(以下:練馬区)と締結したと発表しました。
練馬区は、2018年6月に創設した区所有の電気自動車に加え、区民や事業者が所有する電気自動車(EV)などを災害時の避難拠点の電源として活用する『災害時協力登録車制度』を実施しています。
日産自動車および日産販売会社と練馬区の協定内容は、「災害が発生した際、日産は練馬区内の日産販売会社店舗で試乗車として配備している電気自動車(EV)を練馬区に無償で貸与する」、「練馬区は、日産販売会社店舗に設置しているEV用急速充電スタンドを優先して利用できる」というものです。
日産自動車は、2010年に世界で初めて電気自動車の量産を開始し、日産「リーフ」を発売。グローバルでの電気自動車の累計販売台数は34万台を超えています。
【協定の概要】
(1)災害時、練馬区内の日産販売会社店舗に配備しているEV(試乗車)の区への無償貸与
(2)災害時、練馬区内の日産販売会社店舗に設置してあるEV用急速充電スタンドの区優先利用
(3)災害時協力登録車制度(区民登録制度)の周知協力
(4)平常時、EV普及に関する広報活動への協力(イベント出展等)
日産自動車 理事・渉外担当役員の石井裕晶氏は、「今後、更に電気自動車を普及させていくには、今回のような行政の方のバックアップが、非常に重要であると考えています。練馬区において、電気自動車が普及し、災害に強い街づくりにつながることを期待しています。また、日産自動車は、販売会社とも連携し、最大限のバックアップをさせて頂きたいと思います」と述べています。
【了】