運転中に突然「ガス欠」のピンチ! 給油ランプ点灯から「プリウス」や「アルファード」あと何キロ走れるの? 軽自動車は要注意! 慌てず給油するための方法とは!
クルマを運転中に燃料がなくなってくると、給油ランプ(燃料残量警告灯)が点灯します。車種によって点灯するタイミングはさまざまなのですが、残りの燃料でどれだけ走ることができるのでしょうか。
運転中に突然「ガス欠」のピンチ!
クルマを運転しているときに燃料が少なくなると、メーターパネル内の燃料残量警告灯、通称「エンプティランプ」が点灯します。このランプが点灯した際、実際にあとどれくらいの距離を走行できるのか、不安に感じる人も少なくありません。
ランプが点灯してから、一体どれくらいの距離を走行できるのでしょうか。
この警告灯は、燃料タンク内に設置されたセンサーが、ガソリンの残量が一定の基準を下回ったことを検知して点灯する仕組みになっています。
多くの車種において、このランプが点灯するタイミングは「次の給油所までたどり着ける距離」を考慮して設定されています。

例えば、日本の高速道路ではサービスエリアがおよそ50km間隔で設置されているため、基本的にはランプが点灯してからでも、次の給油スポットまで十分に走行できる余裕を持たせてあります。
具体的な走行可能距離を見てみましょう。
ハイブリッド車の代表であるトヨタ「プリウス」(2.0Lハイブリッド・2WD)の場合、残り約6.4Lでランプが点灯します。カタログ燃費(WLTCモード)は28.6km/Lなので、計算上は約183kmの走行が可能ということになります。
同じ車種であっても、ハイブリッド車かガソリン車か、あるいは駆動方式の違いによってランプが点灯するタイミングが異なる場合もあります。
トヨタの高級ミニバン「アルファード」を例に挙げると、ハイブリッド車は残量が8.8Lで点灯しますが、ガソリン車は2WD(FF)が11.3L、4WDが9.8Lの時点で点灯します。
それぞれの走行可能距離をカタログ燃費から算出すると、ハイブリッド車(X・2WD)は燃費18.9km/Lで約166.3km、ガソリン車の2WDは燃費10.6km/Lで約119.7km、4WDは燃費10.6km/Lで約103.8kmとなります。
いずれも100km以上の距離を確保できるよう、早めのタイミングで警告が出るようになっていますが、普通車に比べてタンク容量が小さい軽自動車は注意が必要です。
例えば、ホンダの人気軽自動車「N-BOX」の場合、点灯時の残量は2WDが約4L、4WDが約3.7Lです。
走行可能距離を計算すると、2WD(自然吸気モデル)はカタログ燃費21.6km/Lで約86.4kmとなります。一方、4WDのターボ車はカタログ燃費が18.4km/Lに下がるため、走行可能距離は約68.0kmまで短くなります。
軽自動車は普通車に比べて燃料タンク自体の容量が小さく、N-BOXでは2WDが27L、4WDは25Lしか入りません(プリウスは43L)。そのため、どうしてもガソリンがなくなる直前の点灯設定になってしまいます。
自動車整備士に話を聞くと、次のような対策を推奨しています。
「エンプティランプが点灯したからといって、すぐに車両へ悪影響が及ぶことはありません。しかし、点灯後に燃料消費を抑えたい場合は、エアコンの使用を控えたり、時速60km程度の一定速度で走行したりといった、負荷の少ない運転を心がけることが有効です」
※ ※ ※
ほとんどの車両の取扱説明書には、警告灯が点灯する際の具体的なガソリン残量が明記されています。一度自身のクルマの数値を確認しておくことで、万が一の際にも冷静に対応できるはずです。
計算上は、多くの車種で一定以上の走行が可能であり、ランプが点灯して即座に走行不能に陥ることはありません。ただし、走行環境や交通状況によって実際の燃費は大きく変動します。
こうした数値はあくまで理論上の目安として捉え、警告灯が点灯した際には、速やかに最寄りのガソリンスタンドで給油を行うことが推奨されます。
Writer: くるまのニュース編集部
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