トヨタ 新型「カムリ WS」セダン復権へ本気の挑戦 20代から30代支持に驚きも
世界初の試みやカムリを極めたオーディオも
新グレード「カムリ WS」には、ルーフ上部とボディ面を2トーンカラーにした専用色が設定されています。従来のルーフ上部のみの色分けではなくピラーの途中から色分けをしており、この塗装方法はセダンタイプのクルマでは世界初の試みです。
――「カムリ WS」専用色の2トーンカラーとはどういうものですか。
今回、「カムリ WS」に設定した専用の2トーンカラーは、『色見切り』(色の境目)における塗装方法がセダンにおいて世界初の試みになっています。一般的には、樹脂ガーニッシュなどで色見切りをする方法がほとんどです。また、このデザインは社内でも試行錯誤の末、GOサインに至りました。トヨタの『常にチャレンジする』という社風によって実現したデザインともいえます。(前出のチーフエンジニア 勝又正人氏)
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また、「カムリ WS」グレードのオプションには、大手オーディオメーカーの『JBLオーディオ』を設定しています。このオーディオは、「カムリ WS」のために開発されツイーター、ウーファーなど9つのスピーカーを搭載し、臨場感あるサウンドを楽しむことができます。
JBLオーディオを提供するハーマンインターナショナル株式会社の大久保氏は、「今回のカムリには企画の段階から携わり、オーディオには述べ2000時間ものチューニングを行なっています。運転席だけでなく、どの席に乗車しても同様のサウンドが聴けるように調整しています。まるで目の前に演奏者がいるような感覚をぜひ体感していただきたいです」といいます。
新グレード「カムリ WS」は、2018年8月1日に発売しています。スポーティな外見のたたずまいと、ワンランクアップした走り、そして臨場感あるハイエンドオーディオを聞き、すべてを合わせ上質なドライブを愉しめる1台になっています。
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