次世代SUVのベンチマークにするぞ! 開発責任者が語るホンダ新型「CR-V」が目指したところ
ホンダ初となる「SPORT HYBRID i-MMD」×「リアルタイム4WD」を採用
新型「CR-V」に採用した「SPORT HYBRID i-MMD」はエンジンで発電機を回して発電し、その電気でもう一つのモーターを回して駆動力を生み出すシステムです。電気式トランスミッションの役割も果たし、走行の大部分はモーターが担います。
日産の「e-POWER」と違う点は巡航時にエンジンの力をダイレクトに車輪に伝えるモードを持ち、高速道路などで定速巡航時の燃費を改善している点にあります。
また「SPORT HYBRID i-MMD」は車速に対してエンジンの回転数を制御し、リニアなエンジンサウンドにすることで、ドライバーの感性に忠実なセッティングを実現しているといいます。
さらにホンダ初となる「SPORT HYBRID i-MMD」と「リアルタイム4WD」を組み合わせたモデルでは通常走行時は前輪を駆動しますが、滑りやすい路面などでは自動的に後輪にも駆動力を配分して車両を安定させます。また、前後の駆動力配分を緻密に行うことでコーナーでの安定性、トレース性も向上させているとのことです。
2リッターハイブリットと1.5リッターダウンサイジングターボの2タイプが用意された新型「CR-V」ではハイブリットのFFでWLTCモード21.2km/L、4WDで20.2km/L、そしてガソリン車ではFFが15.8km/L、4WDで15.0km/LとミドルサイズのSUVながら低燃費も実現されています。
また、ガソリン車では「CR-V」初となる3列シート7人乗りもラインナップされています。SUVでも多人数が乗れるようになると、ミニバンからの買い替えにも対応できるという戦略です。
価格(消費税込)は323万280円から、月間1200台の販売を予定しています。
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