16年ぶり“フルモデルチェンジ”の日産「“新型”エルグランド」夏に登場へ! 「アルファード」より大きなサイズで「V6エンジン以上」の走りも? 元祖「高級ミニバン」最新情報は?

今夏の発売を予定している日産「エルグランド」。改めてその最新情報をお伝えします。

「2WDの廉価版」と「VIP仕様」にも期待

 メカニズムでは、基礎となるプラットフォームはベースこそ現行型同様にDプラットフォームとなるようですが、e-POWER化など大幅な改良が加え、刷新を図っています。

 注目のパワートレインは、最新式となる第3世代のe-POWER。専用設計で効率化とコンパクト化を図っているのが特徴で、力の源となるエンジンには、発電特化型の1.5リッター3気筒「ZR15DDTe」を搭載。

 直接エンジンで駆動しないe-POWERだけに、エンジンの小排気量化という強みもありますが、ターボ化で熱効率と性能の向上が図られるのでご心配なく。

 もちろん駆動モーターもパワフルなものが与えられているので、現行の3.5リッター V型6気筒エンジンモデル以上の走りも期待して良いでしょう。

 駆動方式には、前後モーターを備える電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を採用。ここにも走りのミニバン、エルグランドの伝統を受け継ぐ姿勢が感じられます。また降雪地などのユーザーにも嬉しい設定でしょう。

期待高まる新型「エルグランド」
期待高まる新型「エルグランド」

 注目はアルファード兄弟同様に、ハイブリッド=4WDという図式になるのかです。街乗り中心の人や、単に大きなミニバンを求める人には、廉価版のFFのe-POWERも用意されると嬉しいところ。その点にも注目です。

 足回りについては、仕様に関しては引き続き現行型と同じく、フロントはストラット、リアはマルチリンク式サスペンションとみられますが、新機能として「インテリジェントダイナミックサスペンション」が採用されています。

 これはe-POWERとe-4ORCEに組み合わせることで、車体の揺れを抑え、不安なく落ち着いた挙動を実現するもので、6つのドライブモードに合わせて、走りのキャラ変も行えるようです。

 先進安全運転支援機能では、他の最新モデル同様に「プロパイロット2.0」と「プロパイロット」を搭載。さらにプロパイロットには、渋滞時に時速50km以下のスピードでハンズオフ機能とドライバーのウインカー操作による車線変更支援機能を追加するとしています。

 最後にグレードや特別仕様ですが、現時点では詳細は明かされていないものの、「オーテック」が用意されるのは、開発製造を手掛ける日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)が明言済み。

 NISMOを期待するのは難しいでしょうが、現行の「VIP」のようなゴージャス仕様も期待したいところです。

 大幅な進化が期待される新エルグランド。最大の注目点ともいえる価格については、ラージミニバンの価格帯を意識したものとするようですから、ライバルより高いという心配はなさそう。

 とはいえ、物価高の時代です。装備の内容やエントリーグレードの存在など、どのくらいコスパの良さを示せるかも、多くのファンの関心を集めていることでしょう。

 今夏の発売に向け、もうしばらくすれば動きもあるでしょうから、まずはティザーサイトの立ち上げに注目。日産自動車さん、みんな期待してますよ!

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Writer: 大音安弘(自動車ライター)

1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者へ。その後、フリーランスになり、現在は自動車雑誌やウェブを中心に活動中。主な活動媒体に『ナビカーズ』『オートカーデジタル』『オープナーズ』『日経トレンディネット』など。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。

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