「スリップストリーム機能だ…」 トヨタが「空気の流れ」を見える化? 新型RAV4に「画期的システム」採用! 謎機能「風除け効果表示」の正体
トヨタ新型「RAV4」の謎機能「風除け表示」に関する投稿が、X(旧Twitter)などのSNSで話題となっています。
トヨタが「スリップストリーム」を見える化? 新型RAV4の謎機能「風除け効果表示」の正体
SNS上でトヨタ「RAV4」の特定機能が注目を集めています。「スリップストリーム」を可視化するような表示に対し、様々な反響が寄せられました。
一見するとレーシングゲームのようなこの機能、実際には安全運転と燃費向上を目的とした「風除け効果表示」ですが、どのような意味があるのでしょうか。
SNSなどに投稿された画像には、高速道路などで先行するトラックの後ろを走行中、自車との間に緑色のエフェクトが表示されている様子が写し出されていました。
これを見たユーザーからは「スリップストリーム機能だ」「トヨタがこれを作るのか」といった驚きの声が上がっています。
ことの発端は、新型RAV4のメーターパネルや取扱説明書の画像がSNSに投稿されたことでした。
そこには、先行車の後ろに付くことで空気抵抗を減らす現象、いわゆる「スリップストリーム」を想起させる図説や、実際の走行画面で先行車との間に緑色の帯が表示されている様子が確認できます。
モータースポーツなどで聞かれるスリップストリームは、先行車の背後で発生する気圧の低いエリアに入り込み、空気抵抗を低減させて加速や追い越しを行う技術として知られています。
そのため、SNS上では「公道でスリップストリームを推奨しているのか」「車間距離を詰めすぎるのではないか」といった懸念の声や、「ゲームみたいで面白い」「ハイブリッド車ならではの機能」といった関心を示す声など、様々な議論が交わされました。

しかし、この機能は決して無謀な運転や競争を煽るものではありません。
添付された取扱説明書の画像や公式の解説動画を確認すると、正式名称は「風除け効果表示」であることが分かります。
これは、アダプティブクルーズコントロール(ACC)の一種である「レーダークルーズコントロール」を使用中に機能するものです。
システムの目的は、先行車を「風除け」として利用することで空気抵抗を減らし、より効率的な燃費走行(エコ運転)をサポートすることにあります。
あくまで省燃費運転を支援するための可視化機能であり、追い越しや加速のための機能ではありません。
この表示機能は、レーダークルーズコントロールに新たに追加された「エコランモード」の一部です。
公式の解説動画によると、エコランモードには大きく分けて2つの機能が含まれています。
1つ目は「加速抑制機能」です。
通常モードよりも、先行車への追従を穏やかに行います。無駄な加速を抑えることで、燃料の消費を抑制する制御です。
2つ目が話題となっている「風除け効果表示」です。
これは自レーン上の先行車によって得られる空気抵抗の低減効果(風除け効果)を、メーター上に「効果0」から「効果4」までの5段階で表示します。
先行車が大型トラックなど風除け効果が高い車両の場合や、適切な車間距離にある場合に、メーター内のアイコン(葉っぱのマーク)が増減してドライバーに知らせます。
効果が高い状態で追従走行を維持することで、より効率的な燃費走行が可能になります。
重要な点は、この機能が車間距離を極端に詰めることを推奨しているわけではないということです。
システムはあくまで適切な車間距離を確保する制御を行っており、ドライバーへの情報提供として風除けの状況を可視化しています。

※ ※ ※
SNSで「スリップストリーム機能」として話題になったRAV4の表示は、実際には燃費向上を目的とした「風除け効果表示」でした。
高速道路や自動車専用道路でのロングドライブにおいて、レーダークルーズコントロールの「エコランモード」を活用することで、運転の負荷を軽減しつつ、賢く燃料を節約することが可能になります。
技術の進化により、クルマが「空気の流れ」さえも可視化し、ドライバーに効率的な走り方を提案する時代になったと言えるでしょう。

Writer: くるまのニュース編集部
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