約80万円で手に入るホンダの「MTスポーツカー」に注目! 全長4.1m級のちいさい流麗クーペに斬新ハイブリッド搭載! 人気沸騰直前の「CR-Z」どんなモデル?
スポーツカーが高騰するなか、ホンダ「CR-Z」が中古車市場で改めて注目されています。どのようなモデルなのでしょうか。
約80万円で手に入るホンダの「MTスポーツカー」に注目!
一時は絶滅危惧種とまで言われ、存続が危ぶまれた「スポーツカー」ですが、絶対数が少ない一方で注目度は高く、中古車相場が高騰するのは当然の摂理といえます。
また、「ネオクラシック」ブームも継続しており、かつて名声を誇ったスポーツカーは軒並み値上がりしています。
そんななか、いよいよ注目を集め始めているのがホンダ「CR-Z」です。まだ人気に火がつく前で、比較的安価に購入できる一台として再評価されています。
中古車市場では「今が底値」ともいえるCR-Zですが、どのような魅力があるのでしょうか。

CR-Zのデビューは、世の中にエコブームが起き始めた2010年。「スポーツ走行を楽しめるハイブリッドがあってもいい」というホンダらしい挑戦的な発想から誕生し、そのネーミングやコンパクトなクーペスタイルは、1980年代から90年代にかけて熱狂的な人気を誇った「CR-X」を彷彿とさせるものでした。
ボディサイズは、年式やグレード(前期・中期・後期)によって全長がわずかに異なりますが、全長4075-4105mm×全幅1740mm×全高1395mmです。3ナンバー枠ながらコンパクトで、低重心なフォルムが特徴です。
当時はトヨタ以外の各社が独自のハイブリッドを模索していた時代で、CR-Zに搭載された「IMAシステム」は現在のマイルドハイブリッドに近い簡易的な仕組み。往年のファンを喜ばせたものの、当時は実用性に優れたミニバンやSUVが主流となっており、完成度の高いクーペであってもヒットしにくい不遇の時代でもありました。
元オーナーのT氏は「ハイブリッドにMTを組み合わせるというホンダらしい一台で、内装の造りも凝っていましたが、後部座席が狭く実用性には欠けていました」と振り返ります。
しかし時代が一巡した今、その流麗なフォルムや、中古でスポーツ走行を楽しみたい若年層にとって貴重な「MT設定があるクーペ」として再注目されており、日産「シルビア」やホンダ「S2000」といった2000年前後の人気車が軒並みプレミア価格となるなか、比較的手の届きやすいCR-Zへの興味関心は着実に高まっているようです。
ネット上での評判も意外に高く、エクステリアについては「生産終了から10年近く経つとは思えない」「湾曲したフロントウインドウがCR-Xを思い出させる」と好意的です。
走行性能についても、現代のDCTのようなダイレクト感こそ薄いものの、「MTでスポーティに走れる」「POWERモードはなかなかの速さ」「ハンドリングがクイック」など、コンパクトクーペとしての資質は十分です。
さらに、i-VTECエンジンとIMAシステムの組み合わせにより、実燃費で20km/L前後という高い経済性も備えています。最新のハイブリッドと比較すれば性能面で物足りない部分もありますが、手頃な価格で狙えるスポーティクーペとしては納得のいくスペックといえるでしょう。
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「ハイブリッド+MT」という構成はもともと数が少ないため、CR-Zも一度人気に火がつくと一気に値上がりする可能性もあります。
2026年1月時点、大手中古車検索サイトで調べてみたところ、平均価格が78万円前後と、まさに底値といえる状態です。
ただし年式相応に走行距離が10万kmを超えている個体も多いため、消耗品交換の予算も考慮しながら、自分に合う一台を探してみてはいかがでしょうか。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。





































