渋滞知るならやっぱりコレ! 「ハイウェイラジオ」の意外なハイテクとは 1620kHz以外も?

放送内容は自動で生成される!

 渋滞先頭のキロポストやバス停名まで放送されるなど、その場所に合わせて詳細な内容が提供されるハイウェイラジオですが、じつは、係員がその都度読み上げているわけではありません。NEXCO東日本によると、コンピューターがあらかじめ録音された単語をつなぎ合わせた合成音声とのこと。

 その内容は、道路管制センターへ集約された気象や車両感知器などの情報をもとに自動で作成、しかも内容は約5分おきに更新されています。ただし、情報を提供すべき重大な事象が発生した場合には、管制官などが内容を随時変更して放送することがあるといいます。

 放送は1回の放送につき基本的に60秒。これは、約3kmのうちにその放送を最低2回聴くことができるようになっているそうですが、情報が多い場合には120秒に延長されることもあるそうです。

車種によっては、ボタンひとつでラジオの周波数が1620kHzに合わせられることも(佐藤 勝撮影)

 ちなみに、1620kHz以外の周波数でハイウェイラジオが提供されているところもあります。それは北関東道の壬生PA(栃木県壬生町)。このエリアでは、FMの86.7MHzでハイウェイラジオが放送されており、エリア内のみで聴くことができます。

 なお、音声による交通情報サービスとしては、携帯電話から「#8162」にダイヤルする「ハイウェイテレホン」もあります。現在地から最も近い局に自動でかかるので、ハイウェイラジオのない場所で情報を得るのに便利かもしれません。固定電話からは、各地の局固有の番号にダイヤルすると同様に情報を聴くことが可能です。

【了】

ハイウェイラジオの電波を送信する道路上のケーブル

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