ミニ 5ドア クーパー Dを様々なシーンで実燃費を計測! 日本で人気「MINI」の実力は 

新型MINIは、従来モデルから広範囲にわたる改良を行ない進化しました。MINI5ドア・クーパー Dの実用燃費を市街地や高速道路で計測してみました。

日本で人気のMINI5ドア、ディーゼルモデルの燃費は如何に!

 この春にドイツ本国でフルモデルチェンジにも近い広範囲にわたる改良を受け、5月に日本市場へ導入された新型MINIは、従来モデルからデザインもリフレッシュし、ますます魅力的なモデルに進化しました。新型はガソリン/ディーゼルともにエンジンが一層の高効率化を果たしたほか、新たに新開発の7速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)が設定され、走りの進化にも注目が集まっています。

デザインも変更された新型MINI5ドア

 ファッショナブルで個性的なルックスが人気のMINIは、実用性の高さも魅力あるモデルだけに、燃費性能も気になるところです。そこで今回は、改良を受けた3ドア、5ドア、コンバーチブルの中から、最も実用性と経済性が高いと思われる5ドアのクーパー Dで実燃費をテストしてみました。

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 新型MINI5ドアのクーパー Dは、最高出力116PS/4000rpm、最大トルク270Nm/1750から2250rpmの1.5リッター3気筒直噴ディーゼル・ターボを搭載しています。スペック自体は従来モデルと同じですが、コモンレール式直噴システムの燃料噴射圧が2500バールまで高められたことで、一層の高効率化を実現しています。組み合わされるトランスミッションは、本国では6速MTの他、すでに7速DCTも選択可能となっていますが、日本仕様のMINI5ドア クーパー Dは従来型と同じく6速ATが組み合わされています。

 今回は、市街地と高速道路、ワインディングロードで燃費を計測しました。高速道路については、先行車との車間距離調整機能を備えたACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)の使用・不使用の2種類を計測しています。計測方法は満タン法ではなく、車載のオンボード・コンピューターを使用しました。

 取材当日は、台風13号が関東地方に迫っていたため、風は若干強かったものの、気温は23から25℃程度と涼しく、気象条件としては良い数字が期待できるものでした。ちなみにエアコンはオートで22℃に設定して走行しました。「22℃は低すぎる!」と感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、ヨーロッパ車の22℃は日本車では24から25℃程度に相当するので、車内をギンギンに冷やして走ったわけではありません。

 計測結果は以下の通りです。

・市街地:14.7km/L
・高速道路(ACC不使用):19.7km/L
・ワインディング路:11.2km/L
・高速道路(ACC使用):23.5km/L

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