「通行させません!」 国道事務所が“本気の措置”を実施! 大雪予報のなか「ノーマルタイヤ車“98台”」を即・通行拒否 「一般道へ引き返してください」 タイヤチェック結果を発表 兵庫
国土交通省 豊岡河川国道事務所は2026年2月7日に北近畿豊岡道で実施したタイヤ規制の結果を報告しました。98台のノーマルタイヤ車の通行を拒否したといいます。
大雪になると言ったのに… 「98台」がノーマルタイヤ車で通行
国土交通省 豊岡河川国道事務所は2026年2月12日、大雪となった7日に北近畿豊岡道で実施したタイヤ規制の結果を報告しました。98台のノーマルタイヤ車の通行を拒否したといいます。
一体どういうことなのでしょうか。
北近畿豊岡道は、兵庫県中部の丹波市から北西方向に進み、日本海側の豊岡市までを結ぶ国道483号の自動車専用道路です。兵庫県のうち丹波と但馬地域を結ぶ重要なルートとなっています。
冬季になると、日本海側の豊岡市は非常に冷え込みが強く、神戸市では雪が降っていなくても、豊岡では大雪ということも珍しくなく、北陸や山陰などと同様の気候を有します。
周囲が山に囲まれていることもあり、このエリアで冬季にクルマに乗る場合は、冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)は必須、タイヤチェーンも携行しておきたいエリアといえます。

2026年は年始早々から寒波が襲来し、各地で大雪をもたらしました。スタック車の発生による立ち往生も各地で起きており、NEXCOや国道事務所は必ず冬用タイヤの装着とタイヤチェーンの携行を行うように繰り返し呼びかけています。
2月に入っても再び寒波が襲来し、日本列島上空に非常に強い寒気が流れ込んだことで、7日から8日かけて災害級の大雪となる可能性が予想され、実際に普段雪が降ることのない東京都内などでも降雪に見舞われました。
豊岡では8日に65センチもの積雪となり、隣接の香美町や朝来市でも30センチから50センチの豪雪を記録しました。
このことから、兵庫県北部地域では舞鶴若狭道や国道9号などの主要道路で予防的通行止めを実施。唯一、北近畿豊岡道は通行止めにせず、最小限のネットワークは残されていました。
そうしたなか、豊岡河川国道事務所は降雪が続く2月7日の17時45分から9日の14時30分までの間、除雪作業に加え、安全な交通を確保するため、冬用タイヤ装着の確認を行いました。
もし装着していなければ、その場でUターンさせることで、自動車専用道路の本線での立ち往生を防ぐ狙いがあります。
その結果、確認台数3万6480台のうち、ノーマルタイヤで北近畿豊岡道に乗ろうとする車両98台を確認。
同事務所は、このノーマルタイヤ車に対し、「一般道に引き返していただきました。」と報告しています。
そもそも冬季は確実に雪が強まるような地域で、さらに大雪に対する警戒が呼びかけられていたなか、こうした「冬装備ゼロ」の車両が多数通行しようとしていたことに対し、同事務所は下記のように警告。
「1台のスタック車両や事故車両でも通行止めに起因するため、冬用タイヤの装着やタイヤチェーンの携行をお願いします」
北近畿豊岡道は2車線道路であり、もし1台でもスタックやスリップ事故が発生したら、その時点で道路のネットワークは寸断されます。ほかの国道などがすでに予防的通行止めとなっている場合、地域によっては孤立しかねず、物流の完全停止も発生します。
ましてや大雪予報が出ているほどの悪天候となると、スタックやスリップ事故の処理と解消を待つまでに、後続車と路面には大量の雪が積もり、再びスタックの発生を招くことになり、数百台規模の立ち往生を引き起こします。
長時間の立ち往生で体調不良になる人も続出するほか、沿線で救急案件などがあっても、緊急車両の通行もできません。
たかだか1台のスタックやスリップ事故と思いがちですが、場合によっては深刻なトラブルを招くことになります。
走行の際は必ず冬用タイヤの装着、チェーンの携行に加え、スタック時に脱出できるようにスコップや脱出ボードの携行、万が一の長時間立ち往生に備え、数日分の食料・飲料の携行や防寒具の用意、燃料満タンでの出発を心がけたほうがよいでしょう。



























































