トヨタ「”ちいさな”2000GT」!? 超ロングノーズ&”軽”ボディ採用の「スポーティモデル」! まさかの「スズキ製」な「2020GT」とは

2020年の東京オートサロンで大きな注目を集めたのが、日本自動車大学校(NATS)の学生たちが制作した「2020GT」です。軽自動車の「カプチーノ」をベースに2000GTを再解釈したこの一台は、どのようにして生まれたのでしょうか。

小さい2000GT!

 2026年の東京オートサロンが開催され、今年も学生チームによる個性豊かなカスタムカーに注目が集まりました。過去の出展車両を振り返ると様々な「名車」が存在していましたが、中でも2020年の会場で強い存在感を放ったのが、日本自動車大学校(NATS)の学生たちが制作した「2020GT」です。

 軽自動車のスズキ「カプチーノ」をベースに、トヨタ「2000GT」を現代的に再解釈したこの一台は、どのようなモデルだったのでしょうか。

 日本自動車大学校(NATS)は千葉県成田市に拠点を置く自動車専門学校で、1997年から東京オートサロンへの出展を続けています。

 2025年までに244台ものカスタムカーを制作してきた実績を持ち、キャンパス内には全長1.2kmのサーキットと1.5kmのダートコースを備えるなど、実践的な教育環境が整っています。

 こうした環境のもとで生まれたのが、2020年に披露された2020GTでした。

 2020GTは、トヨタ「2000GT」の流麗なロングノーズ・ショートデッキを現代的にアレンジしたモデルで、カプチーノをベースに制作されています。

軽サイズのスポーツモデル!?(画像提供:NATS)
軽サイズのスポーツモデル!?(画像提供:NATS)

 造形を成立させるためにホイールベースを250mm延長する大規模な加工が施され、外観は2000GTの雰囲気を丁寧に再現。インテリアにもSparco製ステアリングやKenwood製オーディオを採用するなど、細部まで手の込んだ仕上がりとなっています。

 足まわりにはRAYS製「TE37V」ホイールとESB製「Battle Works」オーバーフェンダーを組み合わせ、フロント205/45R16、リア225/45R16のワイドタイヤを装着。

 これらの仕様のまま車検を取得し、公道走行が可能である点も特徴で、製作車両としての完成度を示しています。

 ちなみに、ベース車としてカプチーノが選ばれた背景には、車両の特性が大きく関わっています。

 カプチーノは、エンジンを車体中央寄りに配置するフロントミッドシップ方式や四輪ダブルウィッシュボーン式サスペンション、約700kgの軽量ボディなど、本格的な構造を備えた軽スポーツです。さらに、3分割式ハードトップにより4種類のルーフ形態を楽しめる点も特徴です。

 こうした特性を持つカプチーノは、1990年代の軽スポーツ「ABCトリオ」の中で唯一、2000GTと同じFRレイアウトを採用していました。

 そのため、ミッドシップのホンダ「ビート」やマツダ「AZ-1」では難しい古典的FRスポーツのプロポーションを再現でき、2020GTのベース車として選ばれました。

※ ※ ※

 学生たちの発想と技術が注ぎ込まれた2020GTが公開されると、SNSでは「かっこよすぎる」「カプチーノとは思えない」といった声が相次ぎ、大きな反響を呼びました。

 学生の情熱とNATSの教育環境、そしてカプチーノという優れたベース車両が重なり合って誕生した2020GTは、同校の技術力を示す一例となりました。今後NATSがどのような作品を生み出すのかにも注目が集まりそうです。

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Writer: 青田 海

2023年4月よりライターとして活動を開始。初心者にもわかりやすく読みやすい構成を心がけ、自動車を中心に新車情報、カーライフにまつわる話題など幅広い記事を執筆している。芸能分野に詳しい。

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