高速道路を「歩いていた」高齢男性と衝突! トラック運転手“逮捕”に疑問の声殺到! 「なぜひき逃げになる?」「トラックが気の毒」 事故したらどうするべきなのか

兵庫県宍粟市内の中国自動車道で高齢男性をひき逃げして死亡させたとして、佐賀県に住むトラック運転手の男が逮捕されました。高齢男性は誤ってインターチェンジ(IC)から入り込んだものとみられています。

ネット上では「これってひき逃げ?」「まさか高速道路に人がいるなんて思わない」などの声も

 兵庫県警は2026年2月4日、兵庫県宍粟市の中国自動車道で高齢男性をはねて死亡させたとして、佐賀県に住むトラック運転手の59歳の男を自動車運転処罰法違反(過失運転致死)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕しました。

 警察によると男は2月3日の午後7時半頃、宍粟市山崎町下広瀬の中国自動車道の上り線で大型トラックを運転中、高齢男性をはねたにもかかわらず救護措置をとることなく現場から立ち去り、死亡させた疑いが持たれています。

 事故後に別の通行車両から「路肩にお年寄りが倒れている」と通報があり、警察が駆けつけたところ、高齢男性が意識のない状態で見つかりました。高齢男性は病院に搬送されたものの、約1時間後に死亡が確認されました。

 トラック運転手の男は、現場から約5km離れたパーキングエリアから「歩行者と事故を起こした」と警察に通報しており、警察が事情聴取したうえで逮捕に至ったということです。

 男は仕事で佐賀から大阪に向かっていたとみられ、警察の調べに対し「事故を起こして救護せずに現場を離れたことに間違いありません」と容疑を認めています。

 なお死亡した高齢男性に関しては、事故の数分前に「人が高速道路に立ち入っている」との110番通報が複数寄せられており、この男性がインターチェンジ(IC)から誤って本線に入った可能性もあるとみて、警察で身元や当時の状況を調べています。

夜の高速道路に人が誤侵入!?(画像はイメージ、photoAC)
夜の高速道路に人が誤侵入!?(画像はイメージ、photoAC)

 この事故についてインターネット上では「このドライバーは5km先のパーキングまでとりあえず行って警察に連絡しているのに、ひき逃げになってしまうのか?」「これって逃げたことになんの? 本線上で停まれっていうのか?」など、ひき逃げでの逮捕に疑問を呈する声が複数寄せられています。

 法令上は「現場から何m・何km離れたらひき逃げ」といった明確な基準はありませんが、道路交通法第72条では交通事故が発生した際、運転者は“ただちに”車両の運転を停止して負傷者を救護し、道路における危険防止措置を講じなければならないと規定しています。

 またNEXCO各社のウェブサイトでは、高速道路上で事故が発生した場合は路肩や近くの非常駐車帯などに駐車し、二次的な事故を防止するためハザードランプの点灯、クルマの後方に発煙筒や停止表示板を設置するなどの措置をとるように明記しています。

そしてガードレールの外側など安全な場所に避難のうえ通報することが推奨されています。

 今回の事故では、5km先のパーキングエリアに行くまでに路肩や非常駐車帯など停止できる場所があった可能性や、トラック運転手の供述などを踏まえて「ひき逃げ」と判断されたと考えられます。

 そのほかインターネット上では「夜の暗い中国道にまさか人がいるなんて思わないだろう」「ひき逃げで救護しないのはダメですが、高速道路にインターチェンジから歩行者が進入って、トラックの運転手が気の毒」といった意見も聞かれました。

 実は高速道路に歩行者や自転車、原付などが誤進入する事案はたびたび発生しており、国土交通省の資料によると、2024年中は誤進入が3852件ありました。

 そのうち3146件(全体の約82%)はインターチェンジからの進入で、「道を間違えた」というケースが多く発生しています。中にはスマートフォンのナビアプリに従って進入してしまった事例もあります。

 また2024年中の誤進入に関しては徒歩によるものが1186件、原付が2168件、自転車が493件という結果でした。

 国土交通省では高速道路への誤進入を防ぐため、出入口に立入り禁止看板やラバーポールなどを設置しているほか、監視カメラで進入者を検知した場合に回転灯で警告するといった対策を講じています。

※ ※ ※

 高速道路では歩行者や自転車などの立入りを禁止していますが、それでも誤って進入してしまうケースがみられます。

 万が一事故が起きた場合には、可能な限り迅速な対応をとることが重要です。

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Writer: 元警察官はる

2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。

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