日産「スカイライン」の“集大成”!? 日本を代表するスポーツセダンの「限定モデル」がスゴい! 究極の“グランツーリスモ”「400R LTD」とは
日産を代表するスポーツセダン「スカイライン」に、わずか400台限定の特別仕様車「400R リミテッド」が登場しましたが、一体どのような仕上がりなのでしょうか。
乗ってみないと分からない「究極の進化」とは
日産を代表するスポーツセダン「スカイライン」に、わずか400台限定の特別仕様車「400R Limited(リミテッド)」が登場しました。
2025年10月27日に発表されたこのモデルは、現行スカイラインのラインナップにおける最高峰グレード「400R」をベースに、走行性能をさらに追求した究極のグランドツーリング(GT)カーです。
開発コンセプトは「走る歓び」の極限を追求することだといいます。
週末のロングドライブで行き先を決めずに、ただ走ることそのものを楽しみたくなる……そんな最高のドライビング体験を提供するために、すでに高い評価を受けているスポーツセダン400Rの走行性能を基礎として、乗り心地やハンドリング特性を徹底的に再チューニングしたモデルです。
現行(V37型)スカイラインは、2014年2月の発売以来、幾度かの改良を重ねながら丸12年が経過しました。
フルモデルチェンジの噂も聞かれるなか、満を持して登場した400Rリミテッドは、まさに「現行スカイラインの“集大成”」と呼ぶにふさわしい一台に仕上がっています。

外観面では、カーボン柄のリアスポイラーとドアミラーカバー、そして専用バッジを装着することで、リミテッドモデルとしての特別感を演出しています。
ブレーキシステムには、4輪アルミレッドキャリパー対向ピストンと専用パッドを採用し、見た目にもスポーティな印象を与えました。
室内に目を向けると、専用のカーボン製フィニッシャーとシリアルナンバープレートが配置され、ドアを開けて乗り込んだ瞬間に、400台限定という希少性を実感できる演出が施されています。
心臓部となるパワートレインは、従来の400Rと変わらず、最高出力405馬力・最大トルク475Nmを誇る3リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載しました。
しかし、このモデルの本当の価値は外観の変更点よりも、走行性能の大幅な向上にあります。
強大なパワーを確実に路面へ伝達するため、シャシーを中心とした入念なチューニングが実施されているのです。
タイヤには、「フェアレディZ NISMO」や「GT-R NISMO」といった日産のハイパフォーマンスモデルにも採用されている、ダンロップの高性能タイヤ「SP SPORT MAXX GT 600」を装着しました。
フロントは従来と同じ245/40R19サイズを維持していますが、リアは従来の245/40RF19から20mmもワイド化した265/35R19サイズへと変更され、リアタイヤの接地面積が拡大し、トラクション性能が大幅に向上しました。
さらに、コンパウンドや内部構造にも改良が加えられ、剛性感としなやかさという、相反する要素を高い次元で両立させています。
ホイールも400Rリミテッド専用の設計となっています。
従来型400Rでは前後ともに19インチ8.5Jでしたが、400R リミテッドではフロントが19×9J、リアが19×9.5Jへと拡幅されました。
これにより、タイヤとホイールの横剛性が向上し、操舵初期のレスポンスが格段に鋭くなっています。ステアリング操作に対してノーズが機敏に反応する、キビキビとしたハンドリング特性を実現しているのです。
サスペンションにも専用のチューニングが施されています。
フロントのバネ定数を4%アップさせ、リアスタビライザーの剛性を40%もアップさせることで、コーナリング時の横方向加速度に対するロール量を効果的に抑制し、優れた安定性を確保しています。
同時に、荒れた路面で発生しやすいピッチングも抑制することで、タイヤが路面をしっかりと捉え続ける時間を増やし、タイヤが持つ性能を最大限に引き出せるセットアップとしました。
ブレーキパッドは、従来比で約1.5倍の耐フェード性を実現する「Low Steelブレーキパッド」に変更されました。
これにより、ダウンヒルが連続するような厳しい状況でも、長時間にわたって安定した制動力を維持することができます。
また、タイヤやサスペンションのセッティング変更に合わせて、VDC(ビークルダイナミクスコントロール)の制御プログラムも最適化されており、限界領域においても高いコントロール性を確保しています。
外観上の変更点は控えめながら、ワイドタイヤの採用により全体的に力強い印象を与える400Rリミテッド。価格は消費税込みで693万5000円に設定されています。
走りの質にこだわり抜いたスペシャルな仕上がりは、現行スカイラインが放つ最後の強烈な一撃といえるでしょう。
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400台という限定生産ではありますが、まだ購入できるチャンスは残されているようです。
長年の開発で味わい深く熟成されたスカイライン400Rリミテッドは、非常に魅力的な一台に仕上がっています。
スカイラインのオールドファンはもちろん、これからスポーツセダンに乗ってみたいという方にも、ぜひおすすめしたい特別なモデルです。
Writer: 赤羽馬
金融業・自動車ディーラー営業マンを経て、ライターとして独立。幼少期からの自動車カタログ収集癖あり。エンドユーザーに役立つ話や経済・金融とクルマに関する情報を発信中。





























































































