「駐車が苦手」はアプリで解消できる!? 初心者が苦手な駐車を克服する方法とは

アプリなら思う存分練習できる

 アプリを操作して一番実感するのが、何度間違えても現実の事故は起こらず、思う存分失敗できることです。

運転シミュレータアプリのイメージ

 クルマの運転をし始めたとき、よく混乱したのがハンドルを回す方向。教習所では“2回ぐらい回す”と回数で教えられたりしますが、回しているうちに、右に切ったか左に切ったかわからなくなってしまうことがあります。

 タイヤが、自分で思っていた方向と違う方向を向いていたときに、クルマを動かすと慌ててしまいますが、アプリ内であれば安心です。何度間違えてもいいので、安全に思う存分練習できます。

上空からクルマの動きを把握する

 運転シミュレータで練習するメリットは、先に言ったようにクルマと周囲を見下ろしながら操作できる点。そうして“俯瞰で位置を見る”空間認識の経験値をあげられるのです。

 実際に運転した場合、操作している手元と窓からの視界しか確認できません。そのため、初心者は“クルマが描く軌跡”、つまりハンドル操作と向かう方向が一致せず混乱してしまいます。特にバックでは顕著です。

 運転シミュレータを使えば、どこを通って枠内に入っていくのか、その時のハンドル操作がどうなっているのか、車体の向きと、すべて確認しながら進めることができます。

 繰り返しやってみることで、クルマと周辺を見下ろしながら操作することに慣れ、頭の中で俯瞰から位置を確認している自分がいて、実際の運転のときにも役立つということです。

 実際に筆者(弓月ひろみ)も、“これはちょっと無理かな…?”と思っていた場所でも、積極的に停められるほど駐車が得意になりました。

 駐車が苦手な人は、“俯瞰”をイメージしながら、運転シミュレータアプリを使って練習すると徐々に上達していくはずです。

【了】

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