ダイハツ「“4人乗り”軽トラ!?」がスゴい! 全長3.4m級「軽ボディ」が“伸び縮み”で「家族4人」寝られる「車中泊」仕様に!? AZ-MAX「ハイゼットカーゴ」軽キャンパー「K-ai タイプD」とは
幕張メッセで開催された「ジャパンキャンピングカーショー2026」にAZ-MAXが展示した「K-ai タイプD」は、軽自動車のコンパクトさと快適に就寝できる優れた居住性を両立する優れモノな軽キャンパーでした。
軽規格に収めた「ワザあり」キャンピングカー
1970年からカスタムカーの製作を、そして1978年からはキャンピングカーを作り続けているオートショップアズマ(AZ-MAX)は、業界きっての老舗キャンピングカービルダーです。
同社は2026年1月30日から2月2日にかけ幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された「ジャパンキャンピングカーショー(JCCS)2026」に出展し、主力キャンピングカー2モデルを展示しました。
そのひとつ「K-ai タイプD(ケーアイ・タイプディ)」は、軽トラックをベースにしたキャブコン(キャブコンバージョン)のコンパクトな軽キャンピングカーです。
JCCS2026を主催した日本RV協会(JRVA)が発表した「年次報告書2025」によると、国内キャンピングカー市場の販売総額は917億円、保有台数は17万台以上に達し、好調な推移を示しているいっぽう、2024年比で見るとベース車両(主にトヨタ「ハイエース」)の供給が間に合わないことなどから、数値的にはダウンしているといいます。
いっぽう、維持費の安さや、比較的リーズナブルな購入価格がメリットの軽キャンピングカー(軽キャン)は台数を増やしており、根強い人気の高さがうかがえます。

AZ-MAXがつくるK-aiの特徴は、全長3.4m×全幅1.47m×全高2mという軽自動車規格に収まる車体サイズを守りつつ、広々とした居住空間を構築している点にあります。
その秘密は、垂直に上がるポップアップルーフです。
多くの軽キャンピングカーは、荷台に大きなシェルを搭載し居住性を確保していますが、全高や全幅で軽規格をはみ出してしまい、小型キャンピングカー登録となります。
いっぽうK-aiは、通常走行時は全高1990mmに抑えた状態とし軽規格に収めていますが、いざルーフを上げるだけで室内高1.7mを確保できるというもの。車内で立つことも可能なほど、ゆったりとした室内空間を作り出します。
デザインのみならず仕立ても良いシェルには、床も含め断熱材が20mm厚でしっかりと用いられており、快適な車内温度の維持をサポートします。
K-aiはベース車によって室内レイアウトに「対面タイプ」「ベンチタイプ」を選べますが、今回展示されたダイハツ「ハイゼットトラック」ベースのタイプDの場合、居住スペース内のシートが横方向を向くベンチタイプのみの設定となります。
通常はソファとして用いるベンチシートは、シート下のパネルを広げてクッションを置くことで1名用のベッドに変身。さらに背もたれ部をベッド脇に移動すれば、より大きなベッドが出現します。
ルーフ内の就寝スペース(通常走行時はベッドマットを運転席上に収納可能)と合わせ、乗車定員4名・就寝定員大人2名+子ども2名を実現したといいます。
ベンチシートの反対側にはシンク付きのキッチンを装備しており、小さいながらも本格的なキャンピングカーに仕上がっています。
その他装備としては、それぞれ10リッターの容積を持つ給水タンクと排水タンクや105Aのサブバッテリー・走行充電システムを標準で、FFヒーター・1500Wインバーターなどをオプションで付けることができます。
展示車はCVT・2WD車がベースで、オプション装備も含めた価格(消費税込み)で約387万円。5速MTや4WDの選択も可能とのことです。
軽自動車の価格も高くなっている今となっては、使い勝手を追求した快適な軽キャンピングカーがこの価格で購入できるのなら、とてもリーズナブルに感じる人も多いのではないでしょうか。
Writer: 遠藤イヅル
1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター・ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持ち、コピックマーカーで描くアナログイラスト、実用車や商用車・中古車、知られざるクルマの記事を得意とする。








































































