トヨタ「RAV4」より安い!? 高級外車「ポルシェ」どんなモデル? 全長4.6m級ボディ×「400馬力超え」V6エンジン搭載! SUVのカタチをした「スポーツカー」“格安”マカンとは
トヨタの人気SUV「RAV4」は新車で約450万円からとなりますが、中古車に目を向ければ憧れのポルシェ「マカン」がそれ以下の予算で射程圏内に入ります。はたして、どのような特徴があるのでしょうか。
圧倒的な存在感を放つスポーツSUV
2025年12月にモデルチェンジしたばかりのトヨタ「RAV4」は、タフな外観と高い実用性でSUV市場を牽引する存在です。
なかでも、オフロード志向を強めた人気グレード「アドベンチャー(Adventure)」は、新車価格(消費税込)450万円と、その性能に対して非常に高い満足度を誇るミドルサイズSUVのスタンダードといえる一台です。
最新の安全装備やコネクティッド機能を備え、自分好みの仕様でオーダーできる新車のRAV4は、間違いなく後悔のない選択肢です。
しかし、この“450万円”という予算を軸に中古車市場まで視野を広げてみると、高嶺の花だったポルシェのベストセラーモデル「マカン」も、実は射程圏内に入ってきます。

マカンとは、インドネシア語で「虎」を意味する名を冠したポルシェのミドルサイズSUVです。
2013年11月にロサンゼルスオートショーで世界初公開され、日本では2014年2月に「マカン S」「マカン ターボ」の予約受注が開始され、ベースグレードのマカンは同年4月に予約注文が開始されました。
兄貴分にあたる「カイエン」よりもコンパクトで、よりスポーティなハンドリングを特徴としています。「SUVの形をしたスポーツカー」と評される通り、ポルシェ伝統の走行性能と実用性を兼ね備えています。
クーペのように傾斜したルーフラインや、力強く張り出したリアフェンダーがデザインのアイデンティティとなっており、ブランドの販売台数を牽引する最重要モデルのひとつです。
現行モデルは2024年1月にBEV(バッテリー式電気自動車)モデルとして第2世代が登場しましたが、従来のガソリンエンジンモデルも併行して販売が継続されています。
なお、初めてBEVを検討するユーザーにとっても、この新型マカンは大きな注目を集めています。しかし、現行ガソリンモデルの新車価格は871万円から1339万円となっており、簡単には手の届かない存在です。
そんな憧れのマカンですが、450万円以下の予算で中古車を探すと、2018年から2020年式あたりの個体が見つかります。走行距離は2万kmから3万km台のものが中心で、コンディションの良さそうな個体も存在しています。
グレードはベースとなるマカンが多いものの、時期によってはマカンSなども選択肢に入ることがあります。
この時期のモデルは、初代「95B」型がマイナーチェンジを受けた直後の「後期型」にあたります。
ボディサイズは全長4696mm×全幅1923mm×全高1624mmとなっており、全幅1900mmを超えるワイドな構えが特徴です。最大の識別点は、左右のテールランプが一本のLEDでつながった点にあります。
ベースグレードのマカンには、2リッター直列4気筒ターボエンジンが搭載されています。最高出力252psを発生し、街乗りから高速道路まで過不足ないパワーを発揮します。
2019年当時の新車価格(消費税込)は699万円という戦略的な設定で話題となりましたが、これが現在では400万円台前半で狙えるようになっているのです。
いっぽう、さらなるパワーを求めるならマカンSが候補に挙がります。
マカンSは、当時新開発の3リッターV型6気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力354psを誇ります。Vバンク内にターボを配置し、シングルのツインスクロールターボを採用することで、レスポンスの向上がうたわれています。
当時の新車価格は859万円でしたが、中古車であれば国産SUVの新車並みの予算で検討可能です。
さらにタイミングによっては、スポーティな走りを追求した「マカンGTS」やマカン ターボも中古車市場に現れることもあります。
マカンGTSは2.9リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力380psを発揮します。いっぽう、マカン ターボは最高出力440psを叩き出し、まさにスーパーカー並みの加速性能を秘めています。
もちろん、最新の保証や信頼性を備えた新車のRAV4に対し、輸入車の中古車を購入する際には、今後のメンテナンス費用や維持費のリスクを考慮する必要があります。
それでも、ポルシェというブランドが持つ圧倒的な存在感や、スポーツカーメーカーならではの走りの質感は、検討するに値する大きな魅力です。
新車のRAV4を手に入れて最新のSUVライフを謳歌するか、あるいは同予算でポルシェオーナーになるという夢を叶えるか。
どちらも非常に魅力的な選択肢であり、クルマ選びにこだわりを持つユーザーにとって、一度はこの究極の悩みを検討してみる余地はあるのではないでしょうか。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。



































