川崎市内を“大横断”する「尻手黒川道路」全線開通へ! 緑地をズドンと「トンネル突き抜け」でやっと黒川駅に直通! 麻生区アクセスが“飛躍的向上”するトンネルが貫通
川崎市は建設を進めている「尻手黒川道路」で、トンネルが貫通したと発表しました。いったいどのようなトンネルで、開通したらどう便利になるのでしょうか。
尻手〜黒川を直通しない状態の「尻手黒川道路」 ようやく完成へ
川崎市は2026年1月21日、麻生区内で事業を進めている「尻手黒川道路」で、トンネルが貫通したと発表しました。
いったいどのようなトンネルで、開通したらどう便利になるのでしょうか。
尻手黒川道路は、神奈川県川崎市を縦断するように走る都市計画道路です。都市計画道路名としての正式名称は3・4・9号尻手黒川線となります。
横浜市の環2や、JR南武線 尻手駅や川崎駅方向を結ぶ鶴見川の主要交差点「末吉橋」を起点に、県道14号として元住吉、子母口を通り、千年や梶が谷を経由して、東急田園都市線の宮前平駅近くで国道246号と東名高速の東名川崎ICをそれぞれ接続。
その先は小田急線 柿生駅で同線をまたぎ、「片平2丁目」の丁字路交差点で鶴川街道こと神奈川県道3号線と交差して一旦途切れます。
川崎市では中原区、高津区、宮前区、麻生区を結ぶほか、東名川崎ICや246号から川崎市内の各地を結ぶことから、市内の移動においては非常に重要な路線となっています。

すでに大部分が開通し、麻生区王禅寺から高津区子母口までの約10kmの区間は4車線化で、快適に走れることから完成したかのように思われていますが、「尻手黒川」の名称とは裏腹に、現在のところはまだ麻生区の小田急多摩線 黒川駅まではまっすぐ行きません。
そのため、片平2丁目ではちょうど行き止まりとなり、さらには交通量の多い鶴川街道とぶつかることから、常に渋滞しています。
現在、片平2丁目交差点より先はまだまだ事業化の最中であり、全線開通に向けて工事が進められています。
さて、今回貫通したトンネル「山岳トンネル」はこの片平2丁目の先の区間で、ちょうど尻手側から見ると大きな緑地になっている区間になります。「柿生の森」や「柿生日向公園」などもある小山で、約190mのトンネルで山の真ん中を貫くことになります。
残すところは舗装など、クルマが通行できる最後の仕上げとなり、いよいよ全線開通へのラストスパートとなりました。
トンネルの先はすでに黒川駅まで行く県道137号線が存在しており、トンネルでこの道路と直通することで、晴れて尻手黒川道路が完成。ちょうど高速道路の空白地帯となっているこのエリアにとっては、東名川崎ICがぐんと近くなります。
さらに、黒川駅までくれば、その先の東京都多摩市の永山や多摩センター周辺への新たなアクセス路となり、周辺の交通の分散も期待されます。
Writer: くるまのニュース編集部
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