農道最速! 使い勝手に優れた人気の軽トラ5選
“農道のポルシェ”といわれたサンバーはいまやOEM車
●スバル「サンバートラック」
スバル「サンバートラック」は、1961年から発売されています。実際には、1961年から2012年までをスバル(旧:富士重工業)が自社開発し販売していましたが、2012年からはダイハツ「ハイゼットトラック」のOEM車となっています。
自社開発時代のモデルは、リアエンジンのレイアウトと4輪独立サスペンションを採用していたことから“農道のポルシェ”ともいわれ、一部には根強いファンも存在します。
また、「サンバー」は通称“赤帽”といわれる軽貨物運送業を営む個人事業主で構成される、協同組合用の『赤帽サンバー』が存在するなど働くクルマの代名詞でもありました。
<サンバートラック>
2018年7月販売台数:507台
外観寸法:全長3395mm×全福1475mm×全高1780mm
荷台内側寸法:長さ1940mm×幅1405mm×高さ285mm
燃費:19.0km/L~(JC08モード)
車体価格:83万1600円(消費税込み)
※ベースグレードのスペック・価格です。
●日産「NT100 クリッパー」
日産「NT100 クリッパー」は、2003年から発売しています。初代モデルは、三菱自動車「ミニキャブ トラック」、2代目の現行モデルはスズキ「キャリイ」のOEM供給モデルです。
機能面では、踏み間違い衝突防止アシストの新採用やSRSエアバッグ〈運転席・助手席〉とABSを標準装備するなど高い安全性を実現しています。
<NT100 クリッパー>
2018年7月販売台数:1029台
外観寸法:全長3395mm×全福1475mm×全高1765mm
荷台内側寸法:長さ1940mm×幅1410mm×高さ290mm
燃費:19.6km/L~(JC08モード)
車体価格:87万6960円(消費税込み)
※ベースグレードのスペック・価格です。
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現在、国内販売されている各社の軽トラには“農業仕様”なるグレードが存在します。また、仕様や装備に多少の違いはあるものの5速MTと4WDを用意しています。農道や山道を走行することが多く、MT仕様に慣れている年配層でも運転できるように配慮されているようです。
このように、軽トラは、見た目より使い勝手が重要視されていることから、ユーザーニーズを乗用車以上に掴んだモデルが人気車といえます。
【了】