16年ぶり全面刷新! 日産「新型エルグランド」がスゴい! 1.5リッター「e-POWER」搭載で強敵「アルヴェル」に立ち向かう! 「日産再生の柱」どう進化したのか
日産は2025年10月、フラッグシップミニバンである「エルグランド」を15年ぶりに全面刷新し、世界初公開しました。かつて高級ミニバンという市場を切り拓いた先駆者が最新技術をまとい、王者奪還を誓います。日産の魂が宿るフラッグシップの進化は、強力なライバルのトヨタ「アルファード/ヴェルファイア」人気を超えることができるのでしょうか。
日産の魂が宿る新型の真価とは!?
日本の高級ミニバン文化を語る上で、「エルグランド」という存在は欠かせません。
その歴史は1997年に登場した初代E50型までさかのぼります。
それまでの商用車ベースのワゴンとは一線を画す、圧倒的な迫力と豪華な内装を備えた「キャラバン・エルグランド」および「ホーミー・エルグランド」として誕生し、日本に高級ミニバンという新しいジャンルを根付かせた先駆者でした。
続く2代目のE51型では、専用開発のFRプラットフォームを採用し、V型6気筒エンジンによる余裕の走りを追求したミニバンの最高峰として、多くのユーザーから絶大な支持を集めました。
そして2010年に登場した現行モデルの3代目E52型では、低重心化を図るためにFFプラットフォームへと転換しました。
走行性能こそ向上したものの、室内高の不足やライバルの独走を許す結果となり、長らく苦戦を強いられているのが現状です。
それから15年、日産は2025年10月に、満を持して第4世代となる新型エルグランドを世界初公開しました。2026年夏に発売される予定です。
日産が掲げる事業構造改革の柱として、新型は持てる技術のすべてを注ぎ込んだ意欲作となっています。

新型エルグランドの外観デザインは、近年の日産車に共通するデジタル・Vモーションをさらに進化させたものとなりました。
上下に分割された薄型のLEDヘッドライトや、フロントグリル全体が緻密に発光するライティング演出により、フラッグシップに相応しいモダンで威風堂々とした表情を作り上げています。
ボディサイズは、全長4950mm×全幅1850mm×全高1900mmとなっており、先代よりも全高などが拡大されたことで圧倒的な室内空間を確保しました。
注目のパワートレインには、待望の第3世代「e-POWER」が国内で初めて採用されます。
これは従来のシステムを大幅にブラッシュアップしたもので、発電専用として新たに開発された1.5リッター直列3気筒「ZR15DDTe型」ターボエンジンを組み合わせています。
このエンジンは発電効率を極限まで高めるために専用設計されており、可変圧縮比技術を用いずにシンプルかつ高効率なエネルギー供給を可能にしました。
また、モーター・発電機・インバーター・減速機・増速機の5つの主要部品をひとつにまとめ、コンパクトかつ高剛性な「5-in-1 e-POWERパワートレインユニット」を構成し、静粛性と燃費性能を大幅に向上させたといいます。
さらに、4輪制御技術である「e-4ORCE」を搭載した4WDモデルでは、前後2つの高出力モーターが緻密にトルクを制御し、巨体を感じさせない軽快なハンドリングと、乗員全員が快適に過ごせる揺れの少ない乗り心地を高い次元で両立させているといいます。
安全装備についても、最新の「プロパイロット2.0」「プロパイロット」が搭載され、高速道路でのハンズオフドライブを可能にするなど、長距離移動のパートナーとしての資質を磨き上げました。
内装の質感においても、日産が培ってきたおもてなしの精神が細部にまで宿っています。
インストルメントパネルには大型のワイドディスプレイが配置され、木目調パネルや精緻なステッチが施されたレザーシートが、リビングルームのような寛ぎを提供します。
2列目シートには、オットマン付きのキャプテンシートが用意され、後席重視のユーザーも十分に満足させる仕上がりとなっています。
※ ※ ※
かつて市場を牽引した王者が、およそ15年という沈黙を破って最新のテクノロジーとともに蘇りました。
トヨタの独壇場となっている高級ミニバン市場に、この新型がどのような旋風を巻き起こすのか、今後の展開から目が離せません。
日産再生の象徴として、再び日本の道をリードする存在になることは間違いないでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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