メーターに「謎のヨット」が出現! 無視して走ると「廃車」の危機も…! 意外と“知らない人多数”の「波乗りマーク」どんな意味? 赤でも青でも要注意!
クルマのメーターパネルには「波とヨット」のようなマークが表示されることがあります。これは一体何を意味しているものなのでしょうか。
“知らない人多数”の「波乗りマーク」どんな意味?
クルマのメーターパネルには、速度計や燃料計といった基本情報のほか、車両の状態や異常をドライバーに伝えるための様々な「警告灯」や「表示灯」が配置されています。
これらは安全運転を行う上で欠かせない情報源ですが、中には直感的に意味が分かりにくいマークも存在します。
その代表格とも言えるのが、「波の上に浮かぶヨット」のように見えるマークです。

一見すると“優雅なマリンスポーツ”を連想させるこのアイコンですが、実はクルマの心臓部に関わる非常に重要な役割を担っています。
このマークの正体は、ヨットではなく「水と温度計」をモチーフにしたピクトグラムであり、正式名称を「水温警告灯」といいます。
現在のクルマのほとんどは、エンジンの異常過熱(オーバーヒート)を防ぐために「クーラント液(冷却水)」を循環させて熱を冷ます「水冷式」を採用しています。
水温警告灯は、このクーラント液の温度が適正範囲にあるかどうかを監視し、異常があればドライバーに知らせるためのランプなのです。
この水温警告灯には、主に「青色(または緑色)」と「赤色」の2種類の点灯パターンがあり、それぞれ意味と対応が全く異なります。
まず「青色」の点灯は、クーラント液の温度が「低い」ことを示しています。
冬場の朝やエンジンを掛けた直後などは、まだエンジンも冷却水も冷え切っているため、この青いランプが点灯します。
この場合、故障や異常ではないため、点灯したまま走り出しても基本的には問題ありません。
走行するうちにエンジンの熱で水温が上昇し、適正温度に達すれば自然と消灯します。
ただし、長時間走行しても一向に消えない場合は、水温センサーやサーモスタットの故障などが疑われるため、ディーラーや整備工場での点検が必要です。
一方で、絶対に放置してはいけないのが「赤色」の点灯(または点滅)です。
これはクーラント液の温度が異常に高い、すなわち「オーバーヒート」の状態にあることを警告しています。
エンジンを冷却できないまま走り続けると、最終的にはエンジンが焼き付き、二度と動かなくなってしまう致命的な故障につながります。
もし走行中に赤色の水温警告灯がついた場合は、ただちに安全な場所にクルマを停め、運転を中止してください。
水温が異常上昇する原因としては、クーラント液の漏れや不足、ラジエーターの破損、冷却ファンの故障などが考えられます。
いずれにしても、ドライバー自身がその場で修理できるケースは稀であるため、無理に再始動せず、ロードサービスや整備工場へ連絡して救援を求めるのが賢明です。
クーラント液は自然蒸発によってわずかに減少していきますが、通常の使用で急激に減ることはありません。
日常点検や車検の際にプロにチェックしてもらい、必要であれば補充することでトラブルを未然に防ぐことができます。
このように、メーターパネルに浮かぶ「ヨット」のようなマークは、エンジンの悲鳴を伝える重要なサインとなることを、ぜひ覚えておいてください。
Writer: くるまのニュース編集部
【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。




















