ダイハツ「“新”ムーヴ」登場! 伝説の「裏ムーヴ」が現代に復活!? “横一文字ライト”&“シャコタン”仕様でチョイ悪仕様に! 「ムーヴ クロメキ」カスタムカーとは?
ダイハツは、2026年1月9日から11日にかけて開催された東京オートサロン2026にて、軽ハイトワゴンのカスタマイズコンセプト「ムーヴ クロメキ」をお披露目しました。
ターゲットは40代から50代男性
ダイハツは、2026年1月9日から11日にかけて開催された「東京オートサロン2026」にて、軽ハイトワゴン「ムーヴ」のカスタマイズコンセプト「ムーヴ クロメキ」をお披露目しました。
ムーヴは、2025年6月にフルモデルチェンジを迎え、6代目に進化しました。シリーズ初のリアスライドドアの採用に代表されるように、ムーヴ史上最大の変革を迎えました。メカニズムでは、DNGAによる基本性能と最新の安全機能の向上が目玉で、さらにデザインも端正で凛々しいデザインが生み出す爽やかさを前面に打ち出しています。
その結果、長年、愛されてきた人気グレード「カスタム」は廃止に。その存在を想い起こさせてくれたのが、東京オートサロンで初公開された「クロメキ」でした。
![一文字ライトが特徴の「ムーヴ クロメキ]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2027/01/20260126_move_kirameki01.jpg?v=1769396632)
「クロメキ」は、軽スーパーハイトワゴン「タント」と軽ハイトワゴンのムーヴの2車種を製作。ただタントが定番の「カスタム」をベースにするのに対して、ムーヴは、モデルが一本化されたため、標準車がベースとなるのも大きな違いです。光物と黒いアイテムを使い、新しい価値観の提案を目指したのは、タントカスタムと同様ですが、タントカスタムが定番のクラブ系カルチャーを意識した“やんちゃ感”のあるものに対して、ムーヴは、ダンディなイケオジを意識したもの。そのターゲットユーザーは、“落ち着いた大人の格好よさ”を求め「長く使えるもの」にこだわる40代から50代男性と明確。そのため、質感も重視したといいます。
まず、エクステリアの特徴を見ていきましょう。ボディカラーには、ドレスアップで人気のマッドグレーを採用。さらにボディ下部にアクセントとして、ピアノブラックをコーディネート。メインとなるボディのカスタムパーツとして活用されているのは、なんとメーカーオプションとなるカスタマイズアイテムの「アナザースタイルパッケージ(ダンディスポーツスタイル)」。同パッケージは、ライトなエアロパーツに加え、ブラックメッキのエンブレムやダークブラックの加飾パネルなど、黒を基調としたドレスアップを図ったもの。まさに「クロメキ」には最適なアイテムといえます。
さらに専用仕様として与えられるのが、フロントグリルとリアガーニッシュ。アクセントとなる光の演出のために、ヘッドライトとテールライトが共に、横一文字に繋がり、輝くようにデザイン。さらにパネル表面には、カーボン調のラッピングを施すことで、スポーティさを際立たせています。“チョイ悪”の色を与えるべく、足回りは40mmローダウン化し最上級グレード「RS」よりも1インチサイズアップさせた16インチアルミホイールの「Weds Sport SA-27R WBC」を装着。組み合わされるタイヤには、上質な乗り味を求めるべく、トーヨータイヤの軽ハイトワゴン専用プレミアムタイヤ「PROXES LuK II」を組み合わせています。
インテリアも、大人の男性が好む上質さを重視したカスタムが加えられており、ステアリングカバーやスエード調シートカバーなどを追加。ドアハンドルもスエード調素材に変更するなど、細部までの拘りが見えます。
しかし、カタログモデルとして、「カスタム」を廃止したムーヴで、ダイハツ自らドレスアップを図った「クロメキ」を生み出した狙いは、どこにあるのでしょうか。
開発担当者の方に尋ねると、「新ムーヴでは、デザインを平準化したのが特徴的です。ただ愛車に個性を与えたいお客様もいらっしゃるはず。そこで新たな提案として、『クロメキ』に取り組んでみました。これまでのやんちゃさのあるカスタムではなく、大人のカッコよさを意識した新しい姿として提案しました。これは新たなムーヴの仕様を模索するためのものでもあります。会場のお客様の声を聞きながら、新たな魅力を持つムーヴの提案に繋げていきたいです」と意気込みを語ってくれました。
ムーヴユーザーは、歴代モデルを乗り継ぐファンも多く、ユーザーの世代も高まる傾向にあります。CMのように、山下達郎の楽曲と永井博さんのイラストが融合されたトレンディドラマのような爽やかな世界観も魅力ですが、身近な存在のムーヴだからこそ、より愛着を感じ、自分だけの一台であってほしいと願うファンもいることでしょう。
当時としては革命的な提案だった初代のカスタム仕様である「裏ムーヴ」のような新提案を期待させてくれたのが、今回のムーヴ「キラメキ」でした。来年の東京オートサロンでのムーヴで、どんな提案がされるのかにも要注目。きっと、新たなムーヴの一面を見せてくれることでしょう。
Writer: 大音安弘(自動車ライター)
1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者へ。その後、フリーランスになり、現在は自動車雑誌やウェブを中心に活動中。主な活動媒体に『ナビカーズ』『オートカーデジタル』『オープナーズ』『日経トレンディネット』など。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。










































