国交省、本気の警告「夏タイヤで走らないで」「不要不急の外出は控えて」 最強寒波で“立ち往生”多発の警戒、ドライバーが気をつけるコトは?
気象庁は2026年1月20日に「大雪に関する全般気象情報」の最新版を発表。また前日20日には気象庁と国土交通省の共同記者会見も実施しています。21日から25日にかけて強い冬型の気圧配置が続き、広範囲で警報級の大雪となる見込みです。国交省はノーマルタイヤでの走行がいかに危険かを訴え、過去の立ち往生事例を挙げながら、ドライバーへ不要不急の外出を控えるよう強く求めています。
夏タイヤの致命的リスク… なぜ報道されても「夏タイヤ」で走るのか
毎年のように繰り返される雪道での立ち往生。その背景には、ドライバーの「心理的な油断」が潜んでいます。
よく耳にするのが「自分は大丈夫」という言葉です。
これは都市部のドライバーに多く、「雪国じゃないから」「今まで大丈夫だったから」という根拠のない過信です。
しかし、毎年のようにノーマルタイヤで立ち往生する事案が発生しています。
ある過去のケースでは、ノーマルタイヤのクルマで無理なUターンを試みて車線を塞ぎ、長時間の交通規制を招いたことからSNS上でも厳しい批判が殺到しました。たった1台の過信が、多くの人を巻き込む「事件」になり得るのです。
また「少しの距離だから大丈夫」という声も聞かれることがあります。
近所のコンビニに行くだけ、最寄りの駅まで送るだけ、そんな「少しの距離」であっても、雪道のリスクは変わりません。
日本自動車タイヤ協会(JATMA)のデータによれば、凍結路面(アイスバーン)では、わずか時速25kmの低速走行であっても、ノーマルタイヤの制動距離はスタッドレスタイヤの約1.6倍に延びることが実証されています。
ブレーキを踏んでも止まれずに交差点へ進入してしまえば、取り返しのつかない事故につながります。
さらには「新品の夏タイヤだから大丈夫」という声も、このコメントはニュースなどでも流れたことで、SNSでも賛否両論ありました。
ユーザーのなかには 「溝がしっかりある新品の夏タイヤなら、多少の雪でも走れるのでは?」と考える人もいるかもしれません。
しかし、これは大きな誤解です。JATMAは、夏用のゴムは低温下で硬化する性質があり、雪や氷の上ではグリップ力を著しく失うと定義しています。
溝の深さに関わらず、夏タイヤのゴム質そのものが雪道には適していないのです。
また、スタッドレスタイヤを装着している場合でも安心はできません。
タイヤの溝が50%まで摩耗し「プラットホーム」が露出しているタイヤは、冬用タイヤとしての性能寿命を迎えており、十分なグリップ力を発揮できないので、注意が必要です。

■法令違反の可能性も
ノーマルタイヤでの雪道走行は、物理的に危険であるだけでなく、法令違反となる可能性があります。
道路交通法に基づき、各都道府県の公安委員会は積雪・凍結時の滑り止め措置を義務付けており、違反した場合は反則金が科されるケースもあります。
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今回のような長期的な大雪が予想される局面では、車内へのスコップや砂、防寒具の常備はもちろんのこと、自身のタイヤの状態を今一度確認し、少しでも不安がある場合は運転を控える勇気が必要です。
最新の道路交通情報は、国土交通省や各道路管理会社のホームページやSNSなどで随時更新されます。
出発前には必ず最新情報を確認し、安全最優先の行動を心がけましょう。





































