新車約150万円! ホンダ「“新型”フィット」発表! 斬新「細すぎ2段ライト」&「大口顔」採用! ボディ延長&1.5リッター”高出力エンジン”搭載の「大幅改良モデル」中国で登場 日本仕様との違いは

ホンダの中国法人である広汽ホンダは、コンパクトカー「フィット」の大規模なマイナーチェンジを実施しました。日本仕様とは大きく異なる外観デザインが注目されますが、どのような変更が行われたのでしょうか。

優しい顔が「アグレッシブ」に生まれ変わった!

 2026年1月、ホンダのグローバルコンパクトカーである「フィット」の中国仕様車(広汽本田汽車が製造・販売)が、これまでのイメージを覆す大幅なマイナーチェンジを敢行しました。

 フィットは2001年に登場し、現行モデルは2020年から販売されている4代目にあたりますが、今回の刷新によって「別のクルマ」かと見紛うほどの変貌を遂げたことが大きな話題となっています。

 日本で売られているフィットとは、どのような点が変わったのでしょうか。

広汽ホンダの新型「フィット」どう変わった!?
広汽ホンダの新型「フィット」どう変わった!?

 日本仕様のフィットは、4代目へのフルモデルチェンジの際、柴犬のような「親しみやすさ」をコンセプトに、グリルレスに近い柔らかい表情が与えられました。

 しかし、中国で新たに発表された新型フィットは、その「優しい顔」を捨て去り、極めてアグレッシブな表情へと方向転換しています。

 フロントフェイスには、大型のハニカムメッシュグリルが採用され、ヘッドライトは上下に分割されたような鋭いデザインに変更されました。

 このスタイルは、日本でも販売されているスポーティグレードの「RS」や、SUV風の「クロスター」とも異なる独自のもので、トヨタの「ヤリス」など競合他車のスポーツモデルを意識したような、低重心でワイドなスタンスを強調したものとなっています。

 デザインの細部を見ていくと、フロントバンパーには巨大なエアインテーク風の造形が施され、スポーティさが際立っています。

 リア周りについても、ディフューザー形状を取り入れた新しいバンパーが装着され、車体後方の印象もより引き締まったものとなりました。

 この変更に伴い、全長は従来のモデルからわずかに伸びて約4196mmとなり、コンパクトカーながらも力強い存在感を放っています。

 パワートレインについても、日本仕様とは明確な違いが見られます。

 現在の日本市場では、1.5リッターガソリンモデルに加え、2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」を主軸とした展開となっています。

 対する中国仕様の新型フィットは、引き続き1.5リッターの「i-VTEC」ガソリンエンジンのみの設定となっています。最高出力は91kW(124ps)を発生し、日本仕様のガソリン車(87kW・118ps)よりもやや高い出力設定がなされている点も特徴です。

 トランスミッションはCVTのみが組み合わされ、駆動方式もFF(前輪駆動)に限定されるなど、中国市場のニーズに合わせたシンプルな構成が貫かれています。

 内装については、詳細な画像はまだ限られていますが、最新のマルチメディアシステムや大型ディスプレイの搭載によって、利便性と先進性が高められることが期待されています。

 すでに公開されている情報では、6万6800元(日本円で約152万円)前後という、若年層でも手の届きやすい価格設定が維持される見込みであり、デザイン重視の若者層をターゲットにした戦略が鮮明になっています。

 ただし広汽ホンダの公式サイトでは、新型フィットは3000台限定の発売と記されており、今後また新たな展開があるかもしれません。

 一方で、日本では現在も「BASIC」「HOME」「LUXE」「CROSSTAR」「RS」といった5つのバリエーションが展開されており、デザインは当初のコンセプトである「親しみやすさ」を軸にしたまま継続されています。

 日本での価格(消費税込み)は、1.5リッターガソリン車のBASIC(FF)で177万6500円からの設定です。

 現時点において、この中国向けの「超攻撃的デザイン」が日本仕様に導入されるという具体的な情報はありません。

 日本のユーザーからは、現行型の優しい表情を支持する声がある一方で、より力強いスタイルを求める意見も根強く、今回の中国仕様の激変にはネット上でも「日本にも導入してほしい」「これならもっと売れるのではないか」といった驚きと期待の声が入り混じっています。

 日本と中国でここまでデザインが大きく分かれた背景には、各市場におけるフィットの立ち位置の違いがあります。

 日本では日常の道具としての「心地よさ」が重視されるのに対し、中国ではコンパクトカーであっても「スポーティであること」や「所有欲を満たす力強さ」がより強く求められる傾向にあります。

 ホンダは、同一のプラットフォームを活用しながらも、外装デザインをそれぞれの地域の好みに合わせて最適化する「地域専用デザイン」を強化しており、今回のフィットの刷新はその象徴的な事例と言えるでしょう。

 今後、日本でのフィットがどのような進化を辿るのかは依然として不明ですが、中国でのこの大胆なマイナーチェンジが、将来の日本仕様のアップデートや次期型モデルの開発に何らかの影響を与える可能性は否定できません。

 世界各地で独自の進化を続けるフィットの動向から、今後も目が離せません。

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Writer: くるまのニュース編集部

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