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光岡のデザインについて。
現在の車の一部をモデファイしレトロっぽい車に見せるテクニック、例えば最近発売を開始したバディはフロントだけを見れば確かにそう見えるデザインを施しています。しかしフロントグリルやライト回り、テールランプやゲートをレトロ調に変えるだけでは本来のカーデザインの基本を学習した販売商品として成立はしません。正直、バディのデザインをよしとする感覚は理解不能です。ではなぜそうなのか、最も大事な点はグリーンハウスがレトロな狙いの車としてそぐわしいか、そうでないかが最も大切なポイントです。カローラをベースにしたりフーガをベースにしたりした車がありましたが正直、狙い通りのレトロ感を出すことができたとは思えません。光岡で及第点を上がられる車種はマーチベースのビュート(新旧とも)だけです。確かに新車をベースにする改造なので無理を承知してのモデファイなのはわかりますが果たしてその重要なグリーンハウスバランスを承知したモデファイなのか、知らないでモデファイしたのか光岡のデザイン責任者、あるいは経営者の判断感覚を知りたく思います。私だったらまずベース車のグリーハウス(フロントガラスの角度、ルーフの長さとRの具合そしてCピラーとリアウインドウ、つながるトランクの形状を最も大切な候補車としての判断基準とします。(なぜなら小手先での変更が不可能)今販売されている新車から選ぶとすれば普通車ならトヨタの商用車サクシード、あるいは最近発売された軽自動車の中から候補選択すればレトロ感覚の車が作れるはずです。もしすぐに取り掛かる車を作るなら私はサクシードをベースにしたクラシカルなアメリカンワゴンを完成させるでしょう。そしてベース車が安価であることも重要なポイントです。その意味では軽自動車ベースも魅力的です。
近いうちにサクシードベースのワゴン車のデザインスケッチ、そして軽自動車から1車種を選んでのスケッチを公開したいと思います。
HERO24ネームのユーチューブをぜひ、ご覧ください。またイメージスケッチから始まる進行状況も動画にてお見せしたいと思います。ちなみに私が55年前にデザインしカーデザインコンテストでグランプリをいただいた作品も併載しますのでご覧になってください。また55年前にすでに現在、アウディに始まり主流になっている大きなフロントグリルにカスタマナイズした当時のクラウンのカスタムデザイン画も掲載しておきます。
フロントとリアのバランスがいまひとつなのはコストにシビアなビジネスとして考えればやむを得ないと思う。
素人は安い車をベースにすれば儲かると安易に考えてしまうが(まさに私)、安い車ほど経費が乗せにくいし、光岡もいろいろ作る中で最適な方法を確立したのだろう。それを考えれば今回のはかなりよいのでは。
思い出してしまいました…
ベースMR2で…
外装良くても、エンジンMR2ですからね~
走ってたら、指差してしまいました
ちょっと残念です