新世代スタッドレスはここまで来た! ブリヂストンが贈る「ブリザック WZ-1」の氷上グリップとドライ性能をあらゆるシーンで試乗【PR】
ブリヂストンが誇るスタッドレスタイヤ「BLIZZAK(ブリザック)」が、さらに進化しました。新モデルの「BLIZZAK WZ-1(ブリザック ダブルゼットワン)」は、過酷な冬の路面だけでなく、ドライ路面でも高い性能を発揮するよう設計されていますが、今回はその進化の秘密と、実際に試乗して感じた全方位での安心感を詳しく解説します。
4年ぶりの大刷新でブレイクスルーを実現した新「ブリザック」WZ-1
降った雪が凍り、解け、また凍ってツルツルになるという日本特有の過酷な冬の道路環境は、スタッドレスタイヤを大きく進化させてきました。

地球温暖化と言われている昨今、日本のスタッドレスタイヤは国内だけでなく海外からも必要とされる存在になっています。中でもブリヂストンの「ブリザック」は、販売数量と性能の両面において、長年にわたりトップを走り続けてきた存在です。

その信頼の基盤は、日本独自の過酷な冬の道路環境で鍛え上げられた、圧倒的な氷上グリップ性能にあります。解けた雪が再び凍ってできる「ツルツル路面」、いわゆるアイスバーンのシーンにおいても、優れた氷上グリップ力でドライバーに安心を提供し、信頼を獲得してきたのです。
また、冬のドライブで遭遇する機会の多い乾いたアスファルト路面でも、しっかりとした走りを両立させてきたことで、ドライ路面の走行においてもユーザーからの評判が高いタイヤです。
ブリヂストンの技術はすでにスタッドレスタイヤを極めている、とさえ筆者(こもだきよし)は思っていましたが、ブリヂストンが2025年9月、さらなる進化を遂げた新世代スタッドレスタイヤ「ブリザック WZ-1」(以下:WZ-1)を発売したことで、その印象は良い意味で裏切られる形となったのです。
極限ツルツル路面「スケートリンク」そこで感じる氷上性能はいかに?

ブリザックといえば氷上性能の進化に興味津々な人が多いと思いますが、いち早くアイススケートリンクのテスト環境で氷上試乗をすることができました。前モデルの「ブリザック VRX3」(以下:VRX3)との比較試乗もしています。

なお、スケートリンクでの試乗車両はトヨタ「ヤリス」で、タイヤサイズは185/60R15 84Qでした。これまで最高のスタッドレスタイヤだと思っていた「VRX3」の性能を再確認してからWZ-1を試しましたが、停止状態から発進するだけでも違いを感じることができました。
前モデルの「VRX3」でも、はっきり言って必要十分以上の性能です。ですが、WZ-1はVRX3よりも発進時の空転が確実に少なく、VRX3では空転してしまったアクセルペダル操作でも、WZ-1を履いたヤリスは楽に発進していったのです。また、加速中のアクセル操作により加速力を任意でコントロールすることができるようにもなっていました。
氷上コーナリングの安心感が違う! WZ-1から感じる高いコントロール性能

前述の通り、発進・加速だけでも大きな進化を感じたWZ-1ですが、スタッドレスタイヤに求める性能で一番大きなポイントといえば、何よりも「短い距離で止まれる」ことではないでしょうか。
その点においても、WZ-1は大きく進化をしていました。WZ-1を履いたヤリスは、ブレーキペダルを強く踏み込んでABSが作動した状態はもちろん、ペダルを軽く踏んだ瞬間でも確実な制動力を感じとることができます。その氷上制動力の数値ですが、同一状況の試験下において、前モデルVRX3をしのぐ、マイナス11%の氷上停止距離、そして4%の旋回ラップタイム短縮を実現しています。※詳しくはBLIZZAK公式Webサイトをご覧ください。

数値にすると、「2桁%にやっと届くくらいか」と思いがちな違いですが、11%という数値は、例えばVRX3では15mで止まれる路面を、WZ-1では13.32mで止まれることになります。その差は1.68m。ぶつかるか、ぶつからないか。そんなシーンでは天と地ほどの差が出てくる制動距離なのです。
また、カーブを曲がる際は、グリップの限界を超えてフロントタイヤが滑り出すシーンでも、WZ-1はVRX3に比べてグリップに粘りがある印象でした。滑り始めたら少しアクセルを緩めるか、切り過ぎたハンドルを少し戻すだけでグリップが回復するので、コーナリング中の安心感にも大きな差がありました。
これほどの大進化を「WZ-1」はどうやって実現したのか?

さて、公開されている数値以上の進化を実感することができたWZ-1ですが、いったいどうやって性能のアップデートを実現したのでしょうか。
それは、ENLITEN(エンライトン)を採用したことだとブリヂストンは話します。これまでレグノなどに採用されてきたENLITENですが、乗用車用スタッドレスタイヤとしてはWZ-1で初めて取り入れられた技術です。
ENLITENとは、ブリヂストン独自の商品設計基盤技術。タイヤの基本性能を徹底的に鍛え磨き、全方位で性能を引き上げ革新的に進化させています。さらに究極のカスタマイズということで、エッジを効かせるためにあるパートの性能を特に引き上げることもしており、WZ-1では、それがICEコントロール性能の向上に当てられています。

今回の氷上性能アップですが、主役は発泡ゴムの進化にあるのではないかと筆者は読んでいます。これまでも発泡ゴムの進化に合わせてトレッドパターンを工夫し、パターン剛性をデザインしてきましたが、今回は一気に飛躍した感じです。
タイヤと氷の間に生まれる水膜が滑りの原因と言われており、ブリヂストンのスタッドレスタイヤでは、この水膜を発泡ゴムの細かい気泡で吸水していました。今回採用した「Wコンタクト発泡ゴム」は、水膜を発泡ゴムの細かい気泡で吸水しながら、さらに残った水を親水性向上ポリマーで「つかむ」ことで、可能な限り水膜を除去して氷とゴムの密着性を上げています。
ゴムがいかにアイスを制するか、目に見えない世界でブリヂストンの技術が輝いているのを体感しました。

なお、試乗会当日にはアイススケートリンクだけでなくドライ路面の走行もヤリスで試すことができました。ですが、このページで全てを語ってしまうのはもったいない気もするので、ドライ路面の印象については、別日に別のクルマで走行した時の印象を次のページで話したいと思います。





































