ジウジアーロがデザインしたタイヤ!? オートウェイが扱うレーダー「DIMAX SPORT(ディーマックス スポーツ)」をGRヤリスで徹底チェック! 【PR】

高性能マシン「GRヤリス」のパワーを余すところなく受け止める

 今回試乗したGRヤリスというのは、トヨタがWRC(世界ラリー選手権)を制するために開発したホモロゲーションモデルで、コンパクトな車体に勝つためのメカニズムとノウハウがギッシリと凝縮されています。

 今回は「アースカー」というカーシェアリングサービスで実際に貸し出されている車両に、特別な許可をいただいてDIMAX SPORTを装着させました。

WRCで大活躍しているGRヤリス。タイヤ選びはとても重要だ

 GRヤリスの戦闘力の高さはすでに証明されていますが、一方で世界の頂点で戦うパフォーマンスのいくばくかを味わうことのできる高性能な市販車としても多くのファンを魅了しています。

GRヤリスを操る筆者(岡本幸一郎)。想像以上に乗り心地が良いことに驚いた

 初期型では最高出力272PSを誇った世界最強のパワフルな3気筒エンジンのG16E-GTS型を、高度な駆動力の制御を実現した4WDシステムとともに、これほど小さな車体に搭載している世界的にもまれなクルマであることが、GRヤリスの最大の特徴です。

 走りにおいても車両重量が比較的軽く、ホイールベースが短くて、そのわりにトレッドが幅広いことなどが挙げられます。そのためタイヤにもそれなりの性能が求められることはいうまでもありません。

市街地を走行するGRヤリス。プレミアムハイパフォーマンスタイヤということでさまざまなシチュエーションで活躍できるタイヤだ

 市街地と高速道路を走って感じたのは、乗り心地がよいことです。

GRヤリスとの高い相性を感じた「DIMAX SPORT」の走りには開発陣の熱い思いが感じられた

 初期型のGRヤリスは、やや硬さを感じたものですが、路面への当たりがマイルドで、段差や凹凸を乗り越えても衝撃があまり強く伝わってこなくて、振動もすぐに収束してくれます。走り味も小気味よく、キビキビと走れます。

 一般道は路面状況が良くない箇所も少なくないですが、そんな場所でも「DIMAX SPORT」はしっかりとタイヤとして衝撃吸収をしています。

 疲れにくく、一般道を長距離走る場合でもずっと走っていられるタイヤだなと感じました。

高速道路ではタイヤの精度が求められるが難なくクリア!?

 高速道路で重要なのは直進安定性が高いことです。

必然的に速度域が上がる高速道路でも「DIMAX SPORT」から伝わるフィーリングは良い

 速度の高い高速道路では、少しのタイヤのヨレが大きく出て、直進安定性を損なってしまうことがあります。そこでタイヤに求められるのは高い真円度。これをクリアしている「DIMAX SPORT」は、直進安定性が非常に高いと感じました。

良質なタイヤを製造する能力があるからこそ高い直進安定性が担保できるのだ

 レーンチェンジなどでの動きも自然で無駄な挙動が出にくく、修正舵(だ)をあまり必要としないことが印象的です。パターンを見て想像したとおり、やや高速巡行時にはタイヤからのノイズは出ていますが、それほど騒々しいわけでもありません。

 これらの性能は、見た目だけを重視しない優れた高いショルダーブロック剛性を実現するトレッドデザインと、ショルダー部のステルステクノロジーによるものだと感じます。

 プレミアムハイパフォーマンスタイヤをうたうDIMAX SPORTは、市街地と高速道路を走った限りでは、どちらかというと「プレミアム」的な快適性を重視したキャラクターの持ち主であるように感じられましたが、ワインディングロードに繰り出すと、その考えが一変しました。

タイヤに高い負荷のかかるワインディングでもその性能を発揮!

 やはり基本の軸足がハイパフォーマンスタイヤにあることがヒシヒシと伝わってきます。

 コーナリング性能はかなりのもので、公道なので試していませんが限界はかなり高そうです。

プレミアムという響きが乗り心地重視のタイヤと捉えがちだが、ワインディングロードでは思いもよらぬ高性能さを伝えてきた

 ケースやトレッドの剛性が十分に確保されていて、高いGがかかってもタイヤが負けてしまう感覚もありません。

 タイヤがしっかりと路面を捉える感覚がステアリングから伝わってきて、切り込んだときにはそのとおりに遅れなく応答し安定して走れるので、何も不安に感じることなく、GRヤリス本来の楽しさを味わうことができます。

クルマが高性能な場合、タイヤの剛性が負けるという状況が起こりがち。「DIMAX SPORT」にはその兆候がない

 これにはタイヤを最初に見たときに直感した、いかにも剛性の高そうなショルダーブロックも効いているに違いありません。グリップも十分に確保されているので、GRヤリスのパワーを余すところなく路面に伝えるとともに、コーナー手前で安心してブレーキを踏むことができます。

コーナーの連続するワインディングロードでは、タイヤの性能がいかんなく発揮された

 そんなハイパフォーマンスタイヤとしての性能の中に、市街地や高速道路でも感じたやさしさがあるのが、DIMAX SPORTならではの走りの特徴です。

 初期型のGRヤリス自体の本来の走りの特性として、ややピーキーなところも見受けられるのですが、そのやさしさが効いてか、OEMタイヤよりも扱いやすくなったように感じられたほどでした。

 いろいろなドライの舗装路を走ってみて、お伝えしたとおり非常に好印象だったわけですが、DIMAX SPORTはさらに、ウエット性能が非常に高く、耐久性にも優れているという、この日は確認できなかった付加価値も持っています。

これだけ評価も良い「DIMAX SPORT」。気になる価格はなんとGRヤリスのサイズで1本8000円を切る…

 それでいて2024年秋の時点において、GRヤリスの225/40R18サイズで、送料税込1本7990円(※)という恐るべき低価格を実現していることはもちろん大きな魅力です。

 しかし、仮にそこまで安くなくても、走りのよさだけでもメジャーブランドの競合品と並べて積極的に選びたくなる実力を持っていることや、さすがは巨匠ジウジアーロが携わったというだけあるデザインのよさでも際立っていたことを、あらためて強調しておきたいと思います。

 (※)2024年11月現在の価格であり、価格は変動します

[Text:岡本幸一郎 Photo:小林岳夫 車両:アースカー 小金井市関野町1丁目ステーション]

RADAR「DIMAX SPORT」の詳細はこちら!

「RADAR」のプレミアムハイパフォーマンスタイヤ 「DIMAX SPORT」を動画でも見る!

【画像】これがGRヤリスを受け止めるタイヤの全貌だ!(45枚)

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