ルノー・スポールの集大成! ニュルブルクリンク最速の遺伝子を受け継ぐ「メガーヌ R.S. ウルティム」の究極性能を体感【PR】
ツインクラッチEDCがもたらす切れ目のない加速と官能的な排気音
一通り一般公道での走行を試したのち、今回は千葉県にある袖ケ浦フォレストレースウェイというサーキットを走ってみることにしました。レースモードに入れて本来の実力を解き放ってみましょう。
レースモードで走り出すとまず変化を感じたのは排気音です。マフラーのバルブが“解放”され野太い音に包まれます。
シフトダウンやアクセルオフをすると、バラバラというバブリングまで行われ、走りの演出をしてくれるのです。
フル加速をして行くとツインクラッチのEDCには、イージードライブだけでなく、スポーツ性も備わっていることが確認できます。素早いシフトチェンジと途切れない駆動は魅力のひとつです。
MTではクラッチを切ってしまうから、どうしても加速が途絶えてしまいますが、このEDCにはそれがありません。
このウルティムにはMTモデルも存在しますから悩ましい選択ですが、応答の良いパドルシフトを扱っているとEDCを積極的に選ぶのも大いにアリだなと思わせてくれます。
FFの概念を覆す、メガーヌR.S.ウルティムの4CONTROLシステム
足回りはサーキットの高いGになるとちょうど良い感覚です。動きすぎずしっかりと狙ったラインをトレースできます。
高い縁石をわざと跨(また)いでみても、暴れるような動きにはなりません。ニュルで鍛えられた4CONTROLシステムがあってこその芸当でしょう。4輪が常に地に足ついている感覚がなかなか上質です。
そこに4CONTROLの動きが組み合わされることで、シャープなコーナリングを展開します。FF車でありながらラインの自由度が高いことも特徴です。
フロントタイヤへの依存度が減り、キビキビとした旋回を見せてくれることは、唯一無二の仕上がりといえるでしょう。
コーナーからの脱出はトルセンLSDの効果もあり、無駄なく効率的に路面に駆動が伝わっていきます。
一方で、頼りがいのあるブレンボブレーキを備えていることで、コントロール性もよく、連続走行が可能なところもさすがの仕上がりでした。
オシャレさもありながら実用的でしかもサーキットでも走りが良いというメガーヌ R.S.の世界は、このウルティムで完成系に到達したことは間違いないと改めて感じました。
こんなクルマがもう終わりとは…。少しでも気になった人は、早めにチェックしてみることをオススメします。