SPKが作った新施設に注目! ファン必見の「モータースポーツショールーム」と最新技術満載の「シミュレーターラボ」が誕生【PR】
レーシングシミュレーター機材の研究施設「シミュレーターラボ」
続いてご紹介するのは同じヘリテージ・センター内にあるもうひとつの施設「シミュレーターラボ」です。
こちらは“ラボ”と名付けられていることからも分かるように、レーシングシミュレーター機材の研究施設となっており、SPKが取り扱っているポーランドのMotion Systems社製のQUBIC SYSTEM(キュービックシステム)電動アクチュエーターを装備したレーシングシミュレーターが4基設置されています。
MS社製シミュレーターには、市販のPC用レーシングシミュレーターソフトと電動アクチュエーター・画面の動きを連動させるソフトが標準搭載されており、簡単にセッティングを行うことができます。湾曲した大画面を持つレーシングシミュレーターは一般的な上下方向に動くアクチュエーターに加え、台座自体が前後と前方を軸とした左右方向に動くため、いままでのレーシングシミュレーターでは再現の難しかったオーバーステアの感覚も体験することができるようになっていました。
この本格的なレーシングシミュレーターは、ペイロードの大きさ・反応速度の速さ・高い静粛性がアピールポイントで、自動車メーカーも開発名目で導入しているほどの仕上がりです。
シミュレーターラボはあくまでも研究施設のため、現時点では一般公開されていませんが、レーシングシミュレーターの導入を検討している企業や団体からの来場予約は受け付けています。
価格は数百万円〜と高価ではあるものの、開発段階で試作車を複数制作することを考えれば、予算も工期も大幅に圧縮できるため、むしろリーズナブルという声もあるほど。実際にオープン後には、メーカーや大学の研究機関からの視察問い合わせも入っているとのことです。
こちらの施設には非常にリアルな動きを再現できる大型のものから、1枚のモニター+コンパクトなアクチュエーターで稼働できるミニマムな構成のものまで4基のシミュレーターが設置されているため、実際に触れながら予算、スペース、動きの細かさなどを比較して、どの機材を導入するのかを検討できるようになっています。
なお、シミュレーターラボでは研究開発のほか、各企業・行政等の試験や、e-モータースポーツイベントなどへの場所提供も今後検討しているということで、いずれこの本格的なレーシングシミュレーターに触れることができる機会が訪れるかもしれません。
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今回はSPKのヘリテージ・センターに新設された「モータースポーツショールーム」と「シミュレーターラボ」をご紹介しました。
これからモータースポーツを始めようとしている人はもちろん、さらなるステップアップを考えている人にとっても非常に心強い存在である「モータースポーツショールーム」と、レーシングシミュレーターの導入を検討している企業などにとっての駆け込み寺となり得る「シミュレーターラボ」、どちらもクルマを愛する人にとって重要な拠点になりそうです。
【モータースポーツショールーム・シミュレーターラボ 概要】
所在地:〒553-0003 大阪府大阪市福島区福島5丁目5-4
アクセス:JR大阪環状線 福島駅 徒歩1分
JR東西線 新福島駅 徒歩5分
阪神 福島駅 徒歩5分
営業時間:平日 10:00~16:00 (最終入場 15:30)
定休日:土曜・日曜・祝祭日、お盆、年末年始
※ともに完全予約制
[Text:小鮒康一 Photo:吉見幸夫]
モータースポーツショールームの予約に関する問い合わせは以下メールアドレスから
[email protected]
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。