コスパ凄すぎ! 英ダヴァンティタイヤ「プロトゥーラスポーツ」をGR86に装着して検証…価格に見合わない高性能に驚いた!【PR】
世界各国のブランドが並ぶ昨今の輸入タイヤ界隈、そのひとつである英ダヴァンティタイヤの「プロトゥーラスポーツ」を試してみました。見た目の印象からもうかがえた性能の良さに加えて、走らせてみたらさらに驚かされました。
ダヴァンティ「プロトゥーラスポーツ」ってどんなタイヤ?
近年は、安価な輸入タイヤを見かける機会が多くなってきました。以前から目にすることの多かったアジアンタイヤに加えて、ここ最近では名前を聞いたことがないようなメーカーのタイヤも多く流通しているように思います。
そうしたタイヤメーカーの中から、今回はイギリスに拠点を持つ欧州のタイヤブランドで
オークタイヤ社のフラッグシップブランドのダヴァンティタイヤ(DAVANTI Tyres)製品を試していきます。
「Protoura Sport(以下、プロトゥーラスポーツ)」とサイドウォールに描かれたこのタイヤは、ひと目見ただけでスポーツ系のタイヤであることが明白です。とはいえ、ガチガチのハイグリップタイヤではなく、公道を気持ち良く走ることに重きを置いた、ストリート系スポーツタイヤだろうと推測しました。
プロトゥーラスポーツは、とにかくデザインがなかなかにスポーティで好印象です。サイドウォールにはレーザーエッジングテクノロジーが採用され、ロゴとロゴがない部分の継ぎ目が非常にシームレスで高級感の漂うルックスが展開されています。
トレッドに目を向けると、中央にはしっかりとしたセンターリブが通っており、いかにもハンドリング性能が高そうな印象を受けました。また、トレッド面にはリブ状、及びノコギリ型のブロックエッジがあり、これは路面をしっかりと捉えて縦方向のグリップ力を発揮してくれるのだそう。
また、アウトサイドのブロックには収縮ノッチが採用されています。溝を均等に配置せず、タイヤが転がった時には各々が発するパターンノイズを打ち消すように配置されているとか。これは、近頃の一流スポーツタイヤにも見られる手法です。
サイドウォールにはしっかりとしたリムガードが備わっており、万が一の傷からホイールを守ることはもちろん、サイドウォールの冷却効果も兼ね備えているそうです。
もはや輸入タイヤは「安かろう悪かろう」の時代ではない!
輸入タイヤといえば「安かろう悪かろう」が当たり前、ということを経験してきた筆者(橋本洋平)は、プロトゥーラスポーツの仕上がりの良さと、採用された数々の最新テクノロジーに正直驚きました。しかし、さらに驚かされるのはその値段です。なんと、今回装着する225/40R18サイズの場合、9,210円(税込)という驚きの価格なのです。
この辺りのサイズを国産タイヤで探そうとすれば、安いところで購入しても2万円越えはくだりません。ということは、国産タイヤの半額以下で購入できてしまうということになります。1本ならまだしも、4本揃えたらその差はかなり大きなものになってくることは明白です。
値段だけを聞くとやや不安になるところですが、ダヴァンティは英国やドイツの自動車試験機関である「TREAD」や「IFV」において、摩耗試験と燃費性能評価、さらには高い基準が課される走行試験をパスしてきたといいます。
実際にタイヤを見れば、「TREADWEAR」の表記も示されています。これはアメリカで売られる全ての乗用車用タイヤに表示を義務付けられているもので、耐摩耗性を示したものです。今回のプロトゥーラスポーツの数値は「400」となっているため、スポーツ系のタイヤですがサーキットでタイムを突き詰めるようなタイヤではないと推測することができるでしょう。
さて、そのようなプロトゥーラスポーツを実際に試すクルマは、トヨタ「GR86」です。今回のクルマのように足回りが固められているクルマの場合は、タイヤ性能の良し悪しが顕著に出る傾向があります。
もし頼りないタイヤであれば、せっかくのクルマの良さが全く引き出せずに、なんともつまらないクルマになってしまうのです。ダヴァンティプロトゥーラスポーツはどれほどの走りを見せてくれるのでしょうか。
ステアリング切り始めからのリニアなフィーリングが気持ち良い!
まずは、街乗りから高速道路といった一般道でその走りを確かめてみましょう。走り始めてすぐに感じるのは、ステアリングの確かな剛性感でした。切り始めの微小操舵域からしっかりとした反力が得られ、頼り甲斐のあるステアリングフィールを実現しています。なによりもこれがプロトゥーラスポーツの第一印象でした。
サイドウォールが簡単に倒れ込むことなく、トレッドがしっかりと路面に接地しているインフォメーションが得られます。車高調整式サスペンションを装着し、純正よりも高いスプリングレートを装着するようなクルマであったとしても、そう簡単には負けないタイヤ剛性が備わっているといえるでしょう。
とはいえ、ガチガチに硬いタイヤというわけではなく、たとえばわだちが多い国道などでは、それを適度にいなしながら走ってくれる事も感じ取れました。フワフワしているのではなく、かといってガチガチではない…。
一般道を走るぶんにおいては、まさに絶妙な剛性感といえるでしょう。そのようなタイヤだから、わだちや道路に傾斜があってもステアリングがブレるようなこともなく、きちんとした直進安定性が得られているのです。