コスパ凄すぎ! 英ダヴァンティタイヤ「プロトゥーラスポーツ」をGR86に装着して検証…価格に見合わない高性能に驚いた!【PR】
直進安定性が高いので疲れにくく、ロングドライブもバッチリ!
次に高速道路を走ってみましたが、一般道で感じた良いフィーリングはそのままの印象で、横風などの外乱に対しても乱れるようなことはありませんでした。レーンチェンジを試してみても、ステアリングを切った瞬間からリニアにクルマの向きが変わってくれるし、レーンチェンジを終えた後もクルマの動きがピタッと収束します。
直進安定性についても一般道と同様で、ステアリングをわずかに手で触れているだけで真っ直ぐ走ってくれます。微修正をし続ける必要が無いので、ロングドライブでの疲労軽減にも繋がりそうです。
音に関しては、ものすごく静かなタイヤというわけではありませんが、決して不快ではないレベルで抑えられているため、よほど神経質でない限り、うるさいと感じることはないでしょう。
特に、今回のような排気系もチューニングしているようなクルマであれば、まず気になることはありません。
コントロール性能が高くサーキットで挙動を勉強をしたい人にもお勧め!
一般道をひと通り試した後、プロトゥーラスポーツの限界領域での性能を確かめるためにサーキットへ持ち込みました。いざ走らせてみると、ステアリングフィーリングの良さは相変わらずといった感覚で、スポーツ系のタイヤであることを実感させられます。
ステアリングを操作した瞬間の応答性や、リアの追従感などはなかなか軽快で、スポーツ系タイヤらしい走りが楽しめるのです。
加速時やブレーキング時の縦方向のトラクション性能はなかなかのものですが、TREADWEARが400ということもあり、限界領域でのグリップレベル自体はまずまずといった印象。
とはいえ、それはサーキットのような限界領域でのグリップレベルの話であって、一般道で気持ち良い走りをするのであれば、十分すぎる性能であることは間違いありません。もし限界領域でのグリップ感を求めるのであれば、今後発売される予定のさらにグリップレベルが高いダヴァンティ製の「プロトゥーラ レース」を装着すべきでしょう。
また、サーキットを走っているとどうしてもタイヤがスライドを始めてしまう瞬間があるのですが、その時の動きや、滑り出した後のコントロール性はなかなかのものだと感じました。滑り始めも穏やかなので、これからサーキット走行を重ねて腕を磨きたい人にもおすすめできます。
走って・試して実感したその性能とコストパフォーマンスの凄さ!
かなりイジワルな走りを行った後にトレッド面をチェックしてみましたが、チッピング(トレッドのブロックが剥がれてしまう現象)が起きることもなく、ブロックの形をそのままキープしていたところはさすが。摩耗性能は強そうで、スポーツ走行の初心者が1日サーキットで遊んだとしても最後まで遊べると思います。
このことから、一般道でのロングライフ性能も高いのではないかと推測ができます。
ドレスアップ効果の高さはもちろん、一般道でのロングライフ性能を重視する方や、サーキットをガンガン走り込んで練習したいという方々には適しているでしょう。
以上のように、プロトゥーラスポーツはどんな路面を走ってみても印象が上々で、そうなると、その価格の安さに改めて驚かされます。上述したように、今回装着した225/40R18サイズの場合、消費税込みで9,210円という価格なのです。
プロトゥーラスポーツは、気持ちの良いハンドリングと一般道での快適性に加えて、楽しさも兼ね備える非常にバランスの良いタイヤだということが今回の試乗で分かりました。ドレスアップユーザーはもちろん、スポーティーで快適な走りを求めている人にとっては、まさに打って付けのタイヤといえるでしょう。