総額約150億円…世界第10位のタイヤブランド「MAXXIS(マキシス)」&「CST(シーエスティー)」が誇るタイヤ専用試験場「MPG」とは【PR】
台湾のタイヤブランド「MAXXIS(マキシス)」&「CST(シーエスティー)」。その開発・製造をおこなう正新(チェンシン)ゴム工業は、総額約150億円をかけ建造したタイヤ専用試験場「MPG(Maxxis Proving Ground)」を有しています。どのような試験場なのでしょうか。
台湾発のタイヤブランド「MAXXIS」&「CST」タイヤとは?
「MAXXIS(マキシス)」&「CST(シーエスティー)」という正新(チェンシン)ゴム工業がリリースしている台湾発のタイヤブランドについてご存じでしょうか。
自転車用タイヤとしてサイクリストにとってはおなじみかもしれませんが、四輪用については上陸して数年とそれほど長くなく、日本ではまだ知名度はそれほど高くない状態ですが、その実力は目を見張るものがあります。
実は世に数あるタイヤブランドの中でも、グローバルでトップ10に入るほどの販売規模を誇り、すでに各国の自動車メーカーに純正採用されてきた実績もある、世界的タイヤメーカーなのです。
しかも性能や品質が良いのに価格がめっぽう安い。それゆえ日本での販売を担うオートバックスでも、評判が評判を呼んで年々、右肩上がりで販売が増えています。
「MAXXIS」&「CST」が誇る総面積86万m²の試験場
そんな「MAXXIS」&「CST」では、約10年前の2012年、中国の上海から50kmほどに位置する崑山市に、工場と隣接して試験場「MPG(Maxxis Proving Ground)」を開設しました。
総面積86万m²(東京ドーム約18個分)もの広さを誇り、総費用は約150億円、これまた世界屈指の規模を誇っています。
中国でこのような包括的で大規模なタイヤの試験場というのは初めてのことで、開設にあたってはメルセデスからアドバイスを受けたというバックグランドもあります。
超高速域や悪路など様々な路面環境を再現可能なコース
同試験場内には、高速走行、ダイナミック性能、ブレーキ、騒音、振動、衝撃音、ウェットハンドリング、ハイドロプレーニング、悪路といった、タイヤに関するすべての性能を開発するためのコースが設定されており、そのひとつひとつが非常に充実しています。
これまでに25社もの自動車メーカーとタイヤの開発やテストを実施してきたといえば、MPGがいかに優れたコースであるかが分かります。さすがは世界第10位のタイヤブランドです。
中でも注目すべきはウェット性能に対する取り組み。ハイドロプレーニングテストエリアには、秒間5000回もの写真撮影が可能なハイスピードカメラが強化ガラスでカバーされて地下ピットに埋め込まれており、水路でのトレッドの水はけの様子を撮影できます。
これによりハイドロプレーニング現象が起きたときにトレッドのどの部分が浮いているかまで撮影できるので、より緻密に水はけの性能を評価することが可能となるわけです。
さらに、中国で唯一という1.4kmものコース長と最大9mものコース幅を持つウェットハンドリングサーキットでは、水膜を10mmまで調整可能となっていて、さまざまな方向のハイドロプレーニング現象を測定することが可能。これによりウェット時の牽引力や排水パフォーマンスを詳細にテストできます。