ダイハツ斬新「“2列4人乗り”軽トラ」がスゴイ! 超レトロな“旧車風”「丸目デザイン」採用! めちゃ使える「オープンカー&積載性」両立した欲張りセット“バスケット”に大注目!
ダイハツが2009年に発表し、強烈な存在感を放った軽トラック「バスケット」とは、一体どのようなクルマなのでしょうか。
ダイハツ斬新「“2列4人乗り”軽トラ」がスゴイ!
2026年1月9日、幕張メッセで幕を開ける「東京オートサロン2026」。
自動車ファンが未来のコンセプトカーや最新のカスタムカーに胸を躍らせるこの時期だからこそ、思い出される「過去のモーターショーでの衝撃作」が存在します。
その筆頭とも言えるのが、今から約17年前、2009年の「第41回 東京モーターショー」のダイハツブースに登場し、強烈な存在感を放った「Basket(バスケット)」です。

「家庭菜園」や「ガーデニング」を楽しむためのスローライフをテーマに掲げたこのクルマは、軽トラックの積載性とオープンカーの開放感、そして乗用車の快適性を一台に凝縮した、極めて独創的なパッケージングを持っていました。
バスケットの最大の特徴は、その変幻自在なボディ構造にあります。一見すると、丸目のヘッドライトにシンプルな直線のグリル、水平基調のプレスラインを持つ、どこか懐かしいレトロ調の軽乗用車に見えます。
しかし、その屋根には驚きの仕掛けが隠されていました。フロントシート上部には脱着式のハードトップを、リアシート上部にはキャンバストップ(幌)を採用。これらを取り外すことで、Bピラーを残したまま、爽快な「4人乗りオープンカー」へと変貌するのです。
さらに驚くべきは、その積載能力へのアプローチです。リアシートを前方に折り畳むことで、後席部分から荷室までがフラットにつながり、キャビンの一部がそのまま荷台となる「ピックアップトラック」スタイルとしても機能します。
この荷台スペースには、汚れを拭き取りやすい収納式の樹脂製パネルが敷き詰められており、泥の付いたシャベルや長靴、肥料袋などを気兼ねなく放り込めるよう配慮されていました。
リアのテールゲートも、一般的なハッチバックのような跳ね上げ式ではなく、トラックと同様の垂直に開閉する方式を採用。デザインだけでなく、実際の使い勝手も「道具」として徹底的に作り込まれていたのです。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1550mmと、軽自動車規格を最大限に活かしたコンパクトな設計。威圧感のない愛らしいスタイリングは、現在のSUVブームとはまた異なる、日常に寄り添うような普遍的な魅力を放っていました。
インテリアの仕立てもまた、このクルマの性格を色濃く反映しています。
シートやトリムには、麻(リネン)のようなざっくりとした素材感のあるファブリックを採用し、グレージュカラーを基調としたナチュラルな雰囲気を演出。一方で、インパネやドアトリムの一部には、あえてボディ同色の「ライトモスグリーン」の鉄板を露出させるデザインを取り入れました。
これによりバスケットには、商用車のようなタフな「道具感」と雑貨のような「温かみ」が見事に調和した、居心地の良い空間が作り出されています。
このようなバスケットが公開された2009年当時は、リーマンショック後の不況の真っ只中であり、市場は燃費性能や経済性を最優先する「エコカー」一色の時代。
そのため、このような趣味性の高いニッチなモデルの市販化には、非常に高いハードルが存在した時代でもありました。
しかし、キャンプや車中泊、バンライフといったアウトドアカルチャーが成熟し、クルマに「移動手段」以上のライフスタイルを求めるようになった現代において、バスケットが提示したコンセプトは、むしろ「今」こそ求められているものと言えるかもしれません。
4人が乗れて、空を見上げることができ、汚れた遊び道具も満載できる小さなクルマ。
もし現代の技術でこの名作が蘇れば、当時果たせなかった大ヒットを記録するポテンシャルを秘めていると言えるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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