新生「日産GT-R(R35)」はスカイラインとは別の道へ スーパーマシンへの歩み
高性能マシンゆえの制限からのレース
高性能スポーツカーといえば、タイヤやホイールをはじめ、カスタマイズすることも楽しみのひとつとなっていますが、新生「GT-R(6代目)」では専用タイヤやホイールでないとメーカー保証がないというが特徴です。
また、早い速度が出せないよう『速度リミッター』の制限をしています。搭載されているカーナビで認識されたサーキットでしかリミッターを超える速度が出ないようになっています。
また、レースカテゴリでは、市販車仕様と異なるエンジンや駆動方式となり、全く別のクルマといえます。駆動方式は4WDから後輪駆動。エンジンは「4.5リッターのV型8気筒エンジン⇒3.4リッター⇒2リッター直列4気筒直噴ターボエンジン」と変更されています。
現在の「GT-R(6代目)」は、2007年の登場から10年以上経過しています。通常であればモデルチェンジを施す期間ですが、「GT-R(6代目)」は、新技術の投入などでクルマの魅力を高める日々進化しています。
登場当初は、VR38DETT型エンジンの最高出力480PSでしたが、現在は570PS(2018年7月現在)。レース車用仕様のターボを搭載するNISMO専用チューニング仕様では600PSと高出力化しています。
改良点は、エンジン出力だけでなくシャシなど多岐にわたっており、登場当初のモデルよりも速く、安全・快適に走行ができるようになっています。
2018年は、GT-Rとイタルデザイン社の50周年を記念した「Nissan GT-R50 by Italdesign」を発表。次期型「GT-R」ではなく、イタイルデザイン社が開発、設計、製造を手がけるものとなります。これは将来的に台数限定で生産する可能性があるとしています。
今後も暫くは「GT-R(6代目)」のまま、進化していくと予想されます。
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