「あ! 降り口過ぎちゃった…」 高速道路で目的のインターチェンジを通り過ぎたらどうすればいい? ピンチの時の「救済制度」とは?
高速道路を走行中、うっかり目的のインターチェンジ(IC)を通り過ぎてしまった経験がある人もいるでしょう。このような場合、どうすればいいのでしょうか。
「逆走」「Uターン」は絶対にしないで! “救済制度”を利用すればOK
高速道路を走行中、うっかりしていたり車線変更が上手くいかなかったりして、目的のインターチェンジ(IC)を通り過ぎてしまった経験はないでしょうか。
そのような場合は、一体どうすればいいのでしょう。

実は、目的のインターチェンジを通り過ぎてしまった際、ある「救済制度」を利用することで、インターチェンジを通り過ぎたことによって余分にかかった通行料は、支払わなくてもよくなります。
当然ですが、高速道路は「一方通行」です。目的のインターチェンジを通り過ぎてしまったことに気付いても、絶対に転回(Uターン)や後退(バック)はしないでください。
JAFによると、高速道路を逆走するケースの約6割は、インターチェンジやジャンクションで起きています。
また、ドライバーが故意に逆走したケースのうち、なんと5割以上が間違いに気付いて戻ろうとしたことが要因となっています。
目的のインターチェンジを通り過ぎてしまった場合は、「特別転回」という制度を利用しましょう。
特別転回を利用することで、流入したインターチェンジから、流出する予定だったインターチェンジまでの通行料金内で済ませることが可能です。
特別転回は、高速道路上で通行止めなどが発生して、高速道路管理会社の指示で転回する場合に、流出するインターチェンジを指定することで、追加料金を支払うことなく目的のインターチェンジまで戻れる制度です。
「特別転回」の方法は?
特別転回の方法を詳しく見ていきましょう。
まず、間違いに気付いたら、慌てて高速道路上でバックやUターンをせずに、そのまま走行して次のICで流出することを目的にしましょう。
次の料金所まで走行して、ETCレーンではなく一般レーンに進んだら、料金所の係員に目的のインターチェンジを通り過ぎてしまったことを伝えます。
この時、ETC/一般共用レーンでは、ETCが反応しないようにカードをあらかじめ抜いておくのを忘れないでください。ETC通信をしてしまうと、料金決済が完了して特別転回が適用されなくなってしまいます。
なお、料金所に係員がいないレーン(無人の料金精算機)の場合は、係員呼出ボタンで申し出ましょう。
事情を説明したうえで、ETCカードを提示すれば、係員が「特別転回証明書」を発行してくれます。通行券の場合は、特別転回承認印を押してくれます。
係員が目的のICまで戻れるよう案内してくれるので、指示に従いましょう。
目的のインターチェンジまで戻ったら、再び料金所の係員に事情を説明して、特別転回証明書または特別転回承認印がある通行券を提示します。
この手順で戻ってきた場合、通行料金は流入インターチェンジから目的のインターチェンジまでの通行料金となるので安心してください。
ただし、NEXCO東日本によると、インターチェンジの構造などによっては、特別転回の対応ができない場合があるとのことです。
特別転回の対応ができない道路および料金所には、以下のような場所があります。
・東京外環自動車道(大泉~高谷JCT)
・京葉道路(篠崎~蘇我)
・横浜新道(保土ヶ谷~戸塚)
・第三京浜道路(玉川~保土ヶ谷)
・大沼公園本線 (道央自動車道)
・札幌南本線(道央自動車道)
・札幌本線(道央自動車道)
・札幌西本線 (札樽自動車道)
・鶴岡本線(山形自動車道)
・秋田空港本線(日本海東北自動車道)
・福島JCT(東北自動車道)
・ひたちなか本線 (東水戸道路)
・松尾横芝(首都圏中央連絡自動車道)
・新座本線(関越自動車道)
・釜利谷本線(横浜横須賀道路)
・小諸御影本線(中部横断自動車道)
など
上記は一部ですので、詳しくは各高速道路管理会社のホームページで確認してください。
なお、首都高などの都市高速では規約が異なるため、特別転回ができません。注意しましょう。
※ ※ ※
高速道路を走行中、目的のインターチェンジを通り過ぎてしまったことに気付いたら、「どうしよう! 戻らなきゃ」などと焦ってしまうかもしれません。
しかし、本線上だけではなく料金所付近でも絶対に転回や後退はしないでください。
特別転回については、知識として覚えておくと、インターチェンジを通り過ぎてしまったとしても、適切な対応がとれるでしょう。また、初めて走行する場所は、あらかじめ走行ルートを確認しておくことで、間違いを避けられます。
安全運転を心掛けて、もし間違えたとしても落ち着いて対応することが大切です。
Writer: マツ
2022年からフリーのWEBライターとして活動開始。上場企業からの依頼で、SEO記事を中心にVOD・通信系(WiFi・光回線など)などのジャンルを執筆して経験を積む。現在も企業が運営する複数のメディアで記事を執筆。読者に役立つ内容を、わかりやすく執筆することを心掛けている。

































