「2時間が12時間に」大雪立ち往生の実録! 恐怖の体験から生まれた「氷点下15度対応」の寝袋とは
アウトドア用品を展開するBears Rockは、冬の立ち往生リスクに備える「車載用防災13点セット」を発売しました。開発のきっかけは、スタッフが実際に遭遇した「大雪で12時間閉じ込め」という過酷な経験です。氷点下15度対応の寝袋など、冬の車内で命を守るための装備が厳選されています。
「2時間の道のりが12時間に」 開発担当を襲った恐怖
本格的な冬シーズンが到来し、帰省やレジャーでクルマを利用する機会が増える時期となりました。
しかし、この季節に最も警戒したいのが、大雪による大規模な車両滞留(立ち往生)です。
マフラーが雪で埋まれば一酸化炭素中毒の危険があり、燃料節約のためにエンジンを切れば、車内は瞬く間に冷凍庫のように冷え込みます。
そんな「もしも」の事態において、車内で救助を待つ「車中泊避難」を安全に行うための、実体験に基づいた頼れるアイテムが登場しました。
冬のドライブにおいて、「自分は大丈夫」という油断は禁物です。
今回発売された車載用防災セットの開発背景には、Bears Rockのスタッフが実際に体験した、ある「恐怖」がありました。
山口県の実家から広島県の自宅へ帰る際、通常であれば2時間で到着する道のりが、急激な積雪により事態が一変します。
高速道路は通行止めになり、降りた一般道も大渋滞で動かない状態に。わずか30分でスタック状態となり、燃料の警告灯が点灯するギリギリの状況で、暖房を切って寒さに耐えることになったといいます。
外気温は約マイナス3度。結果的に自宅へ到着したのは出発から12時間後のことでした。
この「身動きが取れず、寒さに震えながら夜を明かす」という原体験から、車中泊避難という選択肢を持つための製品開発が進められました。

■氷点下15度でも「朝まで熟睡」できる秘密とは
この防災セットの核となるのが、冬用マミー型センタージッパー寝袋です。限界使用温度はマイナス15度というハイスペックな仕様で、エンジン停止後の極寒の車内でも体温を逃しません。
最大の特徴は、特許取得済みの「ドラフトフード」です。独自の3D構造が首や顔周りに隙間なくフィットし、冷気の侵入を強力に遮断。まるで布団に包み込まれているような感覚で、冷えやすい耳や首元を守ります。
また、車内という狭い空間での使い勝手も考慮されています。一般的な寝袋はサイドにジッパーがありますが、本製品は「センタージッパー」を採用。シートに座った状態や狭いスペースでも、体の向きを変えずにスムーズに出入りが可能です。
さらにユニークなのが、寝袋に入ったまま手だけを出せる「手出しファスナー」の存在。冷たい外気を中に入れずに、スマホの操作や水分補給ができるため、救助待ちの長い時間を過ごす際にもストレスを軽減できる工夫が施されています。

■ 「着る毛布」にも変身? 汎用性の高さも魅力
セットに含まれるフリース素材のインナーシュラフ(中敷き)も、単なる保温強化アイテムにとどまりません。付属のバックル付きベルトを使用することで、ポンチョのように羽織ることが可能です。
車内で座って過ごす際のブランケット代わりになるほか、トイレなどで車外に出る際の防寒着としても機能します。
セットには非常用簡易トイレやLEDランタン、カイロ、軍手など計13点が同梱されており、これらが1つの収納袋にコンパクトに収まるため、トランクの隅に積んでおけます。
また、寝袋の中綿には化学繊維を使用しており、湿気や水濡れに強く、長期間車に積みっぱなしにしていてもカビや劣化が起きにくい点もポイントです。
冬のドライブのお守りとして、こうした専用キットを備えておくことを検討してみてもいいかもしれません。
Writer: くるまのニュース編集部
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