ダイハツ新型「ムーヴ」に“大人カスタム”登場! 漆黒メッキが光る「クロメキ」、東京オートサロン2026で世界初公開へ 落ち着いた「大人の輝き」を放つカスタマイズの中身とは
ダイハツが「東京オートサロン2026」で公開予定のカスタマイズカー「ムーヴ クロメキ」。2025年6月に全面改良を受けた新型「ムーヴ」をベースに、ドレスアップの方向性を提案するというこのクルマの注目ポイントを探ります。
市販化の可能性を感じさせる“カスタム”モデル!?
ダイハツは2025年12月16日、「東京オートサロン2026」の出展概要を発表しました。同イベントは幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)で2026年1月9日から1月11日まで開催されます。
ブースでは、数々のユニークなカスタマイズカーを公開予定。その中でも注目なのが「ムーヴ クロメキ」です。一体どのようなクルマなのでしょうか。

2025年6月に全面改良を受け、7代目に移行したダイハツ「ムーヴ」は、同モデル初となるリヤスライドドアが採用されています。
プラットフォームも型式も先に登場していた「ムーヴ・キャンバス」と同じで、ムーヴ、キャンバスを合わせた販売台数では、2025年10月に軽自動車トップに輝いています。
1990年代は、初代スズキ「ワゴンR」とともに軽ハイトワゴン市場を牽引してきました。しかし、2011年12月に初代ホンダ「N-BOX」が誕生して以来、より背が高い軽スーパーハイトワゴンが軽自動車市場を席巻してきたのは、周知のとおりです。そのような状況の中販売台数首位となったことで、注目を集めました。
新型ムーヴは、初代キャンバスが実現した全高1700mm以下での両側リヤスライドドアを採用。ムーヴには、キャンバスの特徴的な装備である「置きラクボックス」は備わらず、サスペンションやパワーステアリングの特性がスポーティ志向に変更されています。
そして、ムーヴ最大の特徴であるスポーティな顔つきも見どころです。女性ユーザーを意識したキャンバスに対し、男性からの支持が比較的高いムーヴは新型になって「カスタム」がなくなりましたが、グレードを問わずキリッとした顔つきになっています。
「東京オートサロン2026」に出展される「ムーヴ クロメキ」は、ダークトーンにこだわったという内外装が見どころ。
ムーヴのメインユーザーに刺さりそうな、落ち着いた“大人のかっこよさ”が追求されています。ボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1655mm。搭載されるエンジンはNAです。
ボディカラーやインテリアカラーにシックな「マットグレー」が採用され、インテリアにはスウェード調素材を使用。
公開されている写真を見ると、ナンバープレートには、「MOVE KUROMEKI」に加えて、「光」編(へん)に、「黒」旁(つくり)からなる創作漢字が刻まれています。
マットグレー基調の外観は、クロームメッキの加飾だけでなく、「MOVE」ロゴ付フロントグリルが光り輝いています。さらに、フロントグリルと同じキラキラと輝いて見える処理がドアミラーにも配されています。
ルーフカラーはブラックで、足元には「Y」字スポークのスポーティなアルミホイールが組み合わされています。そのほか、フロントバンパーガーニッシュやフロントロアスカートなどにダイハツ純正用品も採用されています。
販売されるかは分かりませんが、反響次第では市販化の可能性を十分に感じさせる仕様のように思えます。ダイハツブースでは要チェックの1台といえそうです。
Writer: くるまのニュース編集部
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