約350万円! ホンダ新「シティ」登場! 1.5リッターエンジン搭載の「ちいさいセダン」! 「クロ強め」のワルモデル泰国「ザ・ブラック・アウトシャイン」とは

ホンダのタイ法人は2025年11月28日、「シティ」の新たな特別仕様車「シティ ザ・ブラック・アウトシャイン」を発売しました。いったいどのようなクルマなのでしょうか。

クロ強めのワルなシティ!

 ホンダのタイ法人は2025年11月28日、コンパクトセダン「シティ」の新たな特別仕様車「シティ ザ・ブラック・アウトシャイン」を現地で発売しました。

 日本でホンダのシティといえば、1981年に登場した「トールボーイ」スタイル(背の高いハッチバック)の3ドアハッチバックモデルを思い出す人もいるのではないでしょうか。ところが新興国でシティといえば4ドアセダンです。

ホンダのコンパクトセダン! シティ!
ホンダのコンパクトセダン! シティ!

 日本では1995年に2代目を持って販売終了になりましたが、シティという名は翌1996年から新興国向けのセダンに受け継がれ、代を重ねています。現行モデルは2019年にフルモデルチェンジを受けた7代目にあたります。

 タイで展開されているシティのパワートレインは1リッターターボエンジンまたは1.5リッターエンジンをベースとしたハイブリッド「e:HEV」の2種類。そのうち後者の特別仕様車として登場したのが今回発表されたシティ ザ・ブラック・アウトシャインです。

 グロスブラック仕上げのハニカムグリルを採用するとともに、ドアミラーカバー、ドアハンドル、ロゴ、ホイールをブラックで統一。細部に至るまでブラックアクセントを施すことで、標準モデルとは一線を画す引き締まった印象を与えています。

 ボディカラーはブラックとホワイトパールの2色を設定します。ブラックは精悍さ、ホワイトパールはコントラストが際立ちます。

 価格はブラックが73万5000バーツ(約350万円)、ホワイトパールが73万9000バーツ(約355万円)。2026年12月31日までに納車されるユーザーを対象に特別価格で提供されます。

 タイ市場でシティは実用性と信頼性の高さから安定した支持を集めており、2024年の年間販売ランキングでは5位を記録。堅調な状況が続いています。ブラックアウトシャインは、そうした定番モデルに個性と新鮮味を加える存在として、幅広いユーザー層に訴求する一台となりそうです。

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Writer: 近藤 英嗣

新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。

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