価格158万円から! カワサキ「“新型”Z1100」シリーズ登場! “Sugomi”を増した「Z」の王様! 26年2月に発売
カワサキは、同社のスーパーネイキッド「Z」シリーズにおいて最も大きな排気量を持つ新型モデル「Z1100」を2026年2月14日に発売します。
全面進化したフラッグシップ「Z」
カワサキは、同社のスーパーネイキッド「Z」シリーズにおいて最も大きな排気量を持つ新型モデル「Z1100」を2026年2月14日に発売します。
このモデルは、オリジナルの“Sugomi”コンセプトを継承する直系のZであり、大排気量Zのフラッグシップといえる一台です。

心臓部には、低中速域でのパフォーマンスを高めた1100ccクラスの水冷4ストローク並列4気筒エンジンが搭載されています。ETV(電子制御スロットルバルブ)と最適化されたECUセッティングの組み合わせにより、低〜中回転域で鋭いスロットルレスポンスを実現し、スポーティなライデイングのポテンシャルを向上させています。
また、排気量の増大に伴う重量増を抑制するため、エキゾーストシステムには1本出し方式が採用されました。
Z1100では、先進のライダーサポート技術も多数装備しています。ボッシュ製のIMU(慣性計測装置)を搭載することで、KCMF(カワサキコーナリングマネジメントファンクション)やKTRC(カワサキトラクションコントロール)、KIBS(カワサキインテリジエントアンチロックブレーキシステム)といった電子制御システムが、幅広いライデイングシチュエーションでライダーを支援します。さらに、クラッチ操作なしでのシフトアップおよびダウンを可能にするKQS(カワサキクイックシフター)も新たに搭載されました。
快適性を高める機能として、スロットルを操作せずに速度を維持するエレクトロニッククルーズコントロールや、スマートフォンとの接続に対応した5インチTFTインストルメントが備わります。専用アプリ「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」を活用すれば、ターンバイターンナビゲーションの表示や、「音声コマンド」、「ナビ機能」を使用することが可能です。
車体には、マスの集中化を高い次元で実現した高剛性アルミツインチューブフレームを採用し、シャープな旋回性能と安定感のあるハンドリングに寄与しています。サスペンションには、快適性とスポーティな性能を両立するショーワ製SFF-BPフロントフォークとホリゾンタルバックリンクリアサスペンションを装備しています。
加えて、チェーン調整機構が従来のエキセントリック式からリアアクスルアジャスターに変更され、メンテナンス性が向上しました。
スタイリングは、カワサキのスーパーネイキッドに共通する性能とデザインのコンセプト“Sugomi”(凄み)を具現化したものです。“凄み”とは、偉大な人物やモノが放つ圧倒的な存在感や迫力を表す言葉であり、Z1100の強烈なデザインとエキサイテイングなパフォーマンス性を象徴しています。
獲物に飛びかかろうと身を屈める肉食獣を思わせるそのスタイリングは、ボディ全体やエンジンカバー、迫力あるフロントフェイスに見られる鋭いラインと力強い曲面によって形作られています。
フロント周りでは、獲物を射抜くような鋭い眼差しを演出するLEDヘッドライトがその存在感を際立たせています。フロントフェンダーはサイド部分が延長され、インナーフォークチューブの保護性能が高められました。
エンジン周りを包み込むシュラウドはスリムで先進的なデザインが採用され、アグレッシブな印象を強調するフインを備えたアンダーカウルは、1本出しサイレンサーと調和の取れたデザインに仕上げられています。シリンダヘッド部のエンジンフインデザインも従来モデルから変更されました。
さらに、上級モデルとして「Z1100 SE」もラインナップされています。SEモデルは、フロントにブレンボ製M4.32ラジアルマウントモノブロックキャリパーを、リアにはしなやかなストローク性能と調整機構を備えたオーリンズ製S46リアショックアブソーバーを装備しています。このブレーキとサスペンションの組み合わせが、より洗練されたオンロードでの走行性能をもたらします。
エボニー×メタリックカーボングレーのカラーが用意されたZ1100の価格(以下、消費税込)は158万4000円、メタリックマットグラフェンスチールグレー×メタリックマットカーボングレーのカラーを採用するZ1100 SEの価格は176万円となっています。
Writer: くるまのニュース編集部
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