トヨタ新「“両側スライドドア”バン」が凄い! 全長4.4m&全長4.7mの“2つの異なるボディ”&「ひろーーい荷室空間」が魅力! 快適性&利便性向上の「プロエースシティバン」スペイン仕様とは?
トヨタのスペイン法人は2026年モデルの「プロエースシティバン」を発表し、装備や安全性を強化しました。新グレードの追加により、都市部での使いやすさと快適性をさらに高めた点が注目されています。
2つの異なる仕様&新グレードで選択肢広がる!
2025年11月6日、トヨタのスペイン法人は、商用車ブランド「トヨタ・プロフェッショナル」から2026年モデルの「プロエースバン」および「プロエースシティバン」を発表しました。
今回の改良では、装備や安全性の充実に加え、新たなトリムの設定によって選択肢が広がり、実務に寄り添った完成度の高さが一段と強化されています。

なかでも注目を集めているのが、シリーズ最小サイズを担うプロエースシティバンです。このモデルは2019年の登場以来、都市部での取り回しの良さと高い積載能力を両立した一台として、多くの中小企業や個人事業主に支持されてきました。
ボディはショートホイールベースのL1と、より余裕のあるロングホイールベースのL2が用意され、L1は全長4403mm、L2は4753mmと、狭い市街地でも扱いやすいサイズ感を維持しています。
それでいて荷室容量はL1で最大2126リットル、L2では最大2693リットルを確保しており、長尺物の積載にも柔軟に対応できます。
外観デザインも、このクラスの商用バンとしては洗練された印象を受けます。トヨタの最新デザインを取り入れたフロントフェイスは力強さと清潔感を併せ持ち、ボンネットを備えた2ボックススタイルのフォルムが、従来型のワンボックスバンとは異なる現代的な雰囲気を演出しています。
両側スライドドアの採用により、狭い場所での積み下ろしや乗り降りもスムーズで、日々の業務におけるストレス軽減にも貢献します。
2026年モデルの大きな変更点として、新グレード「GX Plus」が追加されたことが挙げられます。
このトリムは、実用性を重視しながらも快適装備を充実させたいというニーズに応える位置づけとなっており、既存のGXや上級のVXの間を埋める存在です。
新たに10インチのタッチスクリーン式インフォテインメントシステムが搭載され、Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応しました。
スマートフォンと連携することで、ナビゲーションや通話、音楽操作を直感的に行える点は、移動時間の多い業務において大きな利点といえるでしょう。
安全面でも着実な進化が図られています。上位モデルであるプロエースバンには、カメラを用いたドライバー疲労検知システムが導入され、長時間運転時の注意力低下をサポートします。
また、プロエースシティバンでは、助手席を倒して荷室と連結できるスマートカーゴシステムを採用し、座席配置を2人乗りまたは3人乗りから選択可能とするなど、用途に応じた柔軟な使い方が可能です。
さらに、VXグレードではリアビューカメラが標準装備となり、後退時の安全性も向上しています。
パワートレインは従来どおりディーゼルエンジンに加え、電気自動車仕様の「プロエースシティ・エレクトリック」が用意されます。
EVモデルは走行中の静粛性に優れ、排出ガスゼロという特性から、環境規制の厳しい都市部でも安心して使用できます。
加えて、メンテナンスコストを抑えやすい点も、長期的な運用を考える事業者にとって魅力的です。
スペイン市場における新トリムGX Plusの価格は1万8590ユーロ、日本円で約340万円からと発表されています。
日常業務の効率化と快適性、そして環境対応までを視野に入れた2026年モデルのプロエースシティバンは、これからの都市型ビジネスを支える有力な選択肢となりそうです。
Writer: くるまのニュース編集部
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