333万円も安い! トヨタの「“最安”ランドクルーザー」に反響多数! 9年ぶり復活の「実用特化モデル」に「十分です」「余計な装備など不要」と同意の声も! 昭和レトロデザインの手頃な「70 AX」に寄せられた“熱視線”とは
数あるトヨタ「ランドクルーザー」シリーズのなかでも最も安く、独自の立ち位置を保つ「ランドクルーザー70」に対し、SNSなどにはさまざまな意見が寄せられていました。
ヘビーデューティモデルの「質実剛健」ぶりに感心する声も
トヨタのランドクルーザーシリーズには現在、豪華なフラッグシップモデル「ランドクルーザー300」、中核モデルの「ランドクルーザー250」、そして「ランドクルーザー70」の3つがラインナップされています。
そのなかでも「ランドクルーザー70(以下、ランクル70)」は、高い走破性と優れた実用性、そしてもっと安い価格設定などが相まって高い人気を誇ります。
独自の存在感を放つランクル70に対し、SNSなどには多くの声が集まっていました。

1984年に発売されて以来、ランクル70は強靭なフレームと高い走行性能、そしてシンプルな構造による優れた耐久性とタフな走りが魅力です。
日本では2004年8月に一旦生産終了となりましたが、シンプルさや質実剛健なつくりを変えずに進化を重ね、世界各地でランドクルーザーシリーズの“ヘビーデューティー”モデル、いわば「究極の実用モデル」として生産が続けられていました。
2007年には豪州で大幅マイナーチェンジが実施されましたが、1984年のデビューから30年が経過した2014年には、この大幅マイナーチェンジモデルが台数限定で日本にも導入され、すぐに完売します。
そして2023年8月、ランクル70に再び大きな改良が施され、同年11月29日には国内での「再再販」が実現しました。
これが現在も販売を続ける現行型のランクル70となります。
70の基本性能はそのままに、内外装のデザインのリフレッシュだけでなく、パワートレインや操縦安定性、安全装備などがパワーアップされ、ランクルファンを中心に多くの注目を集めました。
ボディサイズは全長4890mm×全幅1870mm×全高1920mm、ホイールベース2730mmで、現在販売されているランクルシリーズでは最もコンパクトなサイズですが、4ドア・5人乗りの十分な室内および荷室空間を確保しています。
エクステリアは、直線ラインを用いた初期モデルの角ばった雰囲気を継承しつつ、アルミ製サイドステップ(ブラック)やバンパー埋め込み式リアコンビネーションランプなどの近代的な機能を装備しました。
インテリアは実用性を優先した指針式のアナログメーターやサブゲージ、マニュアルエアコンと、必要最小限のシンプルな機能にとどめています。
後席は6:4分割可倒式リアシートが採用されるほか、「観音開き式」のバックドアは左側だけを開けて荷物を積載することもできます。
いっぽうでトヨタの先進技術を結集した予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を標準装備し、安心して運転できる機能も充実しています。
パワーユニットには、2.8リッター直噴ターボディーゼルエンジンを搭載し、6速ATを組み合わされ、最高出力204ps、最大トルク500Nmを発揮します。
サスペンションの改良に加え、過酷な路面状況にも対応できる電動デフロックや、ランクルならではの駆動力と制動力制御システムを採用するなど、どんな路面にも追従できるタフな走行性能を叶えます。
もちろんランドクルーザーの堅牢性を支えるラダーフレームも引き続き採用している点も注目されます。
そんなランドクルーザー 70に用意されたグレードは「AX」のみ。販売価格は(消費税込)は480万円です。
ランドクルーザー250のエントリーモデル「GX」の販売価格は520万円、そして、シリーズ最上級となるランドクルーザー300「GR SPORT(ディーゼル)」の販売価格は813万6700円。333万円もの差があります。
他のランクルシリーズと比較しても、ランクル70 AXはとてもコスパの良い車種といえるでしょう。
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そんなランクル70に対し、SNSなどにはさまざまな意見が寄せられていました。
多かったのは「最近のクルマは華美すぎる」「余計な装備など使い切れないし不要なのでランクル70は好みの1台」など、ランクル70の質実剛健な仕立てに共感する声でした。
また「最小限の装備しかないけど安全機能もついてるうえATだし、本当にこれで十分です」と、シンプルななかにも時代が求めるアップデートも同時に図られている点を指摘するコメントもあります。
なかには「ここ40年のクルマの進歩っていったい何だったんだろう」などと、ランクル70デビューから40年に及ぶ時代の変化に疑問を呈する意見も見られました。
このようにランクル70は今もなお独自の立ち位置を保ちながら、変わらぬ根強い支持を集めていることがわかります。
このまま姿を変えずどこまで販売され続けるのか、ランクル70の今後の展開も密かに注目されます。
Writer: くるまのニュース編集部
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