パナソニックオートモーティブシステムズが2027年に「モビテラ」へ社名変更! 事故を“未然に防ぐ”独自の運転支援技術で安心と「移ごこち」の提供を目指す
パナソニックオートモーティブシステムズは、2027年4月1日付で社名を「モビテラ」に変更すると発表しました。あわせて公開された「モビリティUX戦略」の詳細では、運転シーンやドライバーの感情を検知し、事故を未然に防ぐ次世代運転支援技術について説明。AIやソフトウェアの力で「移動体験」そのものをプロデュースする企業への変革を加速させます。
「モビテラ」という名に込めた、自主自立と未来への決意
会見の最後には、2027年春からの新社名「モビテラ」が発表されました。これは「Mobility(モビリティ)」と、ラテン語で道を意味する「Iter(イテル)」、そして未来を照らす「Terra(テラ/照らす)」を組み合わせた造語です。
ロゴの中心にある「i」には、どんな時も人を中心に考え、愛を持って人に寄り添うという姿勢が象徴されています。
この社名変更には、三つの大きな目的があると永易社長は説明します。一つ目は「自主自立の象徴」です。自らの手でブランドを創出し、戦略や製品を形にするという、独立企業としての原点を見つめ直す旗印となります。
二つ目は「独自ブランドの確立」。パナソニック創業者である松下幸之助氏の理念を継承しながらも、時代に合わせて進化する決意が込めています。車載業界において、車載業界においてAIとソフトウェアで移ごこちを創出する独自の地位を確立。これにより、グローバル市場での競争力をさらに高めます。
三つ目は「資本と事業の柔軟化」です。将来的なIPOや外部資本の導入を見据え、ブランドの制約を外すことで、資金調達や事業拡張の選択肢を広げ、グローバル市場での成長をさらに加速させます。
世界一の「移ごこちデザインカンパニー」としての使命
パナソニックオートモーティブシステムズが目指すのは、単に安全な移動手段を提供することではありません。移動そのものを価値ある時間、心弾む体験に変える「世界一の移ごこちデザインカンパニー」になることです。
「移ごこちが良くなれば移動はもっと活発になり、それが心を動かす出会いや希望ある未来につながります。私たちはモビリティの可能性を信じ、新たな道を開くことで、日々の移動とその先の未来を照らしていきます」と、永易社長は語りました。
創業以来のハードウェア製造の強みに、AIソフトウェアと「ひと理解」の技術を融合させ、「モビテラ」として新たな門出を迎えることを発表したパナソニックオートモーティブシステムズ。
クルマが単なる移動ツールから、個人の生活空間や知的なパートナーへと変容していく中で、どのような「移ごこち」を提示していくのか、これからの歩みに期待が高まります。
Writer: くるまのニュース編集部
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