「次のPAまで遠すぎ…」 圏央道の“トイレ我慢”ついに解消!? 「ただトイレがあるだけ」じゃない! 24時間「コンビニ」完備… 「坂東PA」来月31日オープン

「次のPAまで遠すぎる!」──。そんな圏央道ドライバーの悲鳴がついに解消されます。NEXCO東日本は2026年1月31日、外回りに「坂東PA」をオープン。長年の課題だった“休憩空白区間”に、24時間営業の「ファミマ」や最新設備を備えた待望のオアシスが誕生します。

圏央道に「新・休憩施設」ついに誕生! 「空白地帯」解消で“トイレ我慢”とおさらば!? 24時間営業「ファミマ」もある「坂東PA」

 2025年12月12日にNEXCO東日本は、圏央道(首都圏中央連絡自動車道)の坂東IC~常総IC間(外回り)において、新たな休憩施設「坂東PA」を2026年(令和8年)1月31日にオープンすることを発表しました。

 これまで休憩スポットが少なかった圏央道の「空白区間」に待望のパーキングエリア(PA)が誕生。ドライバーにとって朗報となるこの新施設の詳細について解説します。

 圏央道を走行中、「次のPAまで遠いな……」と不安になった経験があるドライバーは少なくないでしょう。

 特に東北道から常磐道へ抜ける区間は、これまで休憩施設の配置間隔が課題となっていました。

 今回オープンする「坂東PA(外回り)」は、東北道(久喜白岡JCT)から常磐道(つくばJCT)に向かう外回り区間に設置されます。

 これまでの状況を見ると、東北道方面から来た場合、手前の「菖蒲PA」から常磐道の「守谷SA」あるいは「つくばJCT」を経由して「江戸崎PA」まで抜けるには、かなりの距離を走り続ける必要がありました。

圏央道に「新・休憩施設」ついに誕生! 「空白地帯」解消で“トイレ我慢”とおさらば!? 24時間営業「ファミマ」もある「坂東PA」とは(出典:NEXCO東日本)
圏央道に「新・休憩施設」ついに誕生! 「空白地帯」解消で“トイレ我慢”とおさらば!? 24時間営業「ファミマ」もある「坂東PA」とは(出典:NEXCO東日本)

 NEXCO東日本によれば、菖蒲PAからは約47km、江戸崎PAまでは約40kmもの間隔が開いていたの。今回、坂東PAの開業により、この長い「休憩空白地帯」に新たなオアシスが生まれることになり、安全性と利便性が大きく向上します。

 気になる施設の規模ですが、決して「ただトイレがあるだけ」の簡易的なものではありません。

 駐車場は大型車と小型車をバランスよく配置しており、特にEV(電気自動車)ユーザーには嬉しい急速充電器も2口(1口最大出力90kW)設置されます。

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【坂東PA(外回り)施設概要】
・所在地 茨城県坂東市弓田(圏央道 外回り 坂東IC~常総IC間)
・駐車場
└小型車:39台
└大型車:33台
└特大車:2台
└障がい者用:1台
└二輪車:4台

・トイレ
男性用:小9基、大7基
女性用:16基
バリアフリー:1基
家族トイレ:1基

・急速充電器
└2口(1口最大出力90kW)
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外回りのオープンに合わせて、ハイウェイスタンプを設置(出典:NEXCO東日本)
家族でご利用いただける「家族トイレ」を設置(出典:NEXCO東日本)

 ドライバーにとって、PAの魅力はトイレ休憩だけではありません。小腹が空いた時や眠気覚ましのコーヒーが欲しい時、コンビニエンスストアの存在は非常に心強いものです。

 坂東PAには、商業施設として「ファミリーマート」が出店します。24時間営業であるため、深夜のドライブや物流トラックのドライバーにとっても強力な味方となるでしょう。

 店舗では、おなじみの「ファミチキ」や「ファミマカフェ」に加え、高速道路の店舗ならではのラインナップとして、地元・坂東市の名産品である「将門煎餅(まさかどせんべい)」などのお土産品も取り扱われる予定。イートインスペースも3席用意されており、運転の合間に一息つくことができます。

 最新のPAらしく、環境配慮や地域連携にも力が入れられています。

 建物の特徴として、太陽光パネルによる創エネやLED照明などの省エネ設備を導入し、「Nearly ZEB(ニアリーゼブ)」を達成する見込みです。

 また、園地には地元の桜である「ベニサシマ」が植栽され、ベンチでリフレッシュできる空間が演出されています。

 ユニークなのが「家族トイレ」です。小さなお子様連れでも安心して使えるようおむつ替えスペースがあるほか、壁面には坂東市のあぴ~るキャラクターである「ねぎ爺」「ねぎ婆」が描かれています。

※ ※ ※

 オープン日時は、2026年1月31日15時で、今回のオープンに合わせて、地域の魅力を発信する「ハイウェイスタンプ」も設置されます。

 このスタンプのデザインは、NEXCO東日本初の取り組みとして、地元の小学生から募集・選定されたものが採用されています。

 圏央道は首都圏の放射状道路を結ぶ大動脈として機能していますが、休憩施設の不足は長年の課題でした。

 今回の坂東PA(外回り)の開業は、単なる一箇所のPAオープンにとどまらず、圏央道全体のネットワークとしての質を高める重要な一歩と言えそうです。

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Writer: くるまのニュース編集部

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