約232万円! 日産が「新“車中泊”軽バン」発表! 全長3.4m級「ちょうどイイサイズ」に「180cmの大人が寝られる」!? 高性能ターボ仕様もある「クリッパーバン マルチラック」がスゴい

日産の軽商用バン「クリッパーバン」に特別仕様「マルチラック」が登場しました。荷室を自在に組み替えられる装備を備え、仕事からキャンプ、車中泊まで幅広く対応。軽バンの新しい楽しみ方を提案する一台です。

軽バンで旅に出るならコレ!「ベッドも棚も自在」な特別仕様が誕生

 ラックやベッドを簡単に追加でき、アウトドアや車中泊向けに最適化された軽バン、日産「クリッパーバン マルチラック」が2025年11月27日に発売されました。

 仕事もできて遊びにも活躍してくれる、まさに多用途なモデルとなっています。

軽バンの「車中泊」ニーズの高まりにメーカーが応えた!
軽バンの「車中泊」ニーズの高まりにメーカーが応えた!

 日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)が手がけたクリッパーバンの特別仕様“マルチラック”は、荷室を自在にアレンジでき、仕事や趣味、車中泊まで幅広く活用できる多目的モデルとして、いま注目を集めています。

 クリッパーバンのような軽商用バンといえば「働くクルマ」の代表格。しかし近年は、その実用性の高さを生かし、キャンプや釣り、車中泊など、アウトドア用途へと使い方を広げるユーザーが増えています。

 今回のクリッパーバン マルチラックは、まさにそうした「新しい軽バンの楽しみ方」に寄り添ってつくられた遊び心あふれる特別仕様です。

 ベースとなるクリッパーバンは、取り回しのよさと実用性で定評のあるスズキ「エブリイ」のOEMモデル。このクルマの広い荷室スペースに、スチールラックや有孔ボード、2種類の専用ブラケット、そして防汚性に優れた専用フロアを装備したのが、今回のマルチラックとなります。

 荷室両側のサイドパネルには、片側2枚ずつ取り付けられたオリジナルの有孔ボードを装着。特徴的な「米の字」形状のスリットが25個切り込まれており、ここに専用ブラケットを装着します。

 この専用ブラケットはL型とJ型の2タイプがあり、縦向きにも横向きにも取付けができるので、吊り下げる相手(ラックやベッドなど)によって、アウトドアギアを壁一面に吊り下げたり、荷室を2層構造にして上段は作業スペース、下段は収納にすることも可能なのです。

 市販の有孔ボード用フックにも対応しているため、フックを追加していけば、道具が多くなりがちなキャンプやアウトドア用の小物や工具をすっきりと整理して収納することができます。よく使う工具やグッズは、手の届く位置に吊り下げておけば、出し入れの手間も減らせるでしょう。

 床面には水や汚れに強い防汚フロアを採用。アウトドアグッズを大量に積み込んだり、マウンテンバイクをそのまま積み込んだりと、多少ラフに使っても気になることはないでしょう。

 オプションのベッドマットを選ぶことで、荷室を車中泊スペースにすることも可能で、しかも耐水性や撥水性に優れるCORDURA生地を採用しており、汚れがついても簡単に拭き取れるのもポイントです。

 ベッドマットのサイズは、長さ1800mm×幅1170mm。大人2人でも寝られるサイズで、許容荷重は150kgまでとなっています。

 高さも4段階に調整可能なので、マット下に荷物を積んだまま就寝することもできます。いざ寝ようとなって、暗い中で荷物の移動をするのは非常に面倒なので、こうした実用性の高さも嬉しいところでしょう。

 有孔ボード、専用フロア、ベッドマットは、ナチュラルベージュのほかブラックも選択可能です。

 グレードは、自然吸気(NA)エンジン車の「GX」と、ターボエンジンを搭載した「GXターボ」の2種類を用意し、それぞれに2WDとパートタイム式4WDが設定され、CVT車のみの設定です。

 車両価格(消費税込み)は、ベッドマットなしの場合で210万6500円から246万4000円。ベッドマット付きで232万6500円から268万4000円です。

 ベッドマット付きの場合、標準のクリッパーバンよりおよそ68万円高くなりますが、同等の装備を後から揃えるとなれば大変かつ割高になりがちなだけに、「これを選べばほぼ正解」という手軽さは大きな魅力といえます。

※ ※ ※

 クリッパーバン マルチラックは、派手さこそありませんが昨今のアウトドア志向のニーズにしっかりと応えたモデルといえます。

 仕事も趣味も、気ままな小旅行も受け止める包容力があり、さまざまなシーンで活躍する「頼れる相棒」になってくれるはずです。気になった人はぜひチェックしてみてください。

【画像】超カッコいい! これが日産の「新“車中泊”軽バン」です! 画像で見る(30枚以上)

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Writer: 吉川 賢一

日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイライン等のFR高級車の開発に従事。新型車や新技術の背景にあるストーリーや、作り手視点の面白さを伝えるため執筆中。趣味は10分の1スケールRCカーのレース参戦、クルマ模型収集、サウナなど

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