道路廃止…「いつもの道」が通れない!? 26年1月「新ルート」開通! 巨大な「新施設」建設で周辺交通はどう変わる? 埼玉県久喜市

埼玉県久喜市で進む「新たなごみ処理施設」の建設に伴い、周辺の交通網が大きく変化します。特に2026年1月には一部の道路が廃止され、新ルートへと切り替わる予定です。通行止めや迂回が必要となるこの大規模な道路再編について、ドライバーが知っておくべき変更点と今後のスケジュールを解説します。

老朽化した3施設を統合! 「新たなごみ処理施設」とは

 埼玉県久喜市周辺で、日常的にクルマを利用しているドライバーにとって見逃せない「道路の切り替え」や「通行止め」の情報が発表されました。

 老朽化した施設の統合に伴う大規模な工事により、2026年(令和8年)初頭から道路形状が大きく変わる予定です。

 現地ではどのような計画が進んでおり、具体的にいつ、どの道が変わるのでしょうか。

 今回の大規模なインフラ整備の背景にあるのは、久喜市内にあるごみ処理施設の統合計画です。

 現在、市内には「久喜宮代清掃センター」「菖蒲清掃センター」「八甫清掃センター」という3つの処理施設が稼働していますが、いずれも建設から長い年月が経過しています。

 施設の老朽化への対応に加え、運営の効率化が喫緊の課題となっていることから、市ではこれら3カ所を1カ所に統合する計画を決定しました。

 これが、現在建設に向けた取り組みが進められている「新たなごみ処理施設(新ごみ処理施設)」です。

 建設予定地は、現在の「菖蒲清掃センター」の敷地を含むエリアで、東北縦貫自動車道や久喜IC、久喜白岡JCTに近い、交通の要衝ともいえる場所に位置しています。

 また、単なるごみ処理施設にとどまらず、余熱を利用した施設や、「(仮称)本多静六記念市民の森・緑の公園」も一体的に整備される予定となっており、地域の新たなランドマークとしての機能も期待されています。

道路廃止…「いつもの道」が通れない!? 26年1月「ルート変更」に注意!(出典:久喜市/画像引用ならび一部加工)
道路廃止…「いつもの道」が通れない!? 26年1月「ルート変更」に注意!(出典:久喜市/画像引用ならび一部加工)

■要注意! 2026年1月「道路廃止」と「新ルート」への切り替え

 ドライバーにとって最も影響が大きいのは、この建設工事に伴う周辺道路の変更です。 資料によると、施設整備に合わせて周辺道路の付替え(ルート変更)が行われることになっています。

 最大のポイントは、2026年(令和8年)1月13日です。

 この日を境に、建設予定地を横切る形の既存道路が「廃止」となり、通行できなくなります。

 その代わりとして、同日(2026年1月13日)より、備前堀川沿いに整備される「新設道路」が開通し、そちらへ迂回する形となります。

 これまで直線的に抜けられていた道が使えなくなり、川沿いの新しいルートを通る必要があるため、通勤や物流でこのエリアを利用している方は、事前のルート確認が必要です。

 また、これに先立ち2025年(令和7年)11月から2027年(令和9年)3月までの約1年半にわたり、関連エリアで車両通行止め規制が実施されます。

 この規制区間でも歩行者の通行は可能とされていますが、クルマでの移動には制限がかかるため注意が必要です。

■2027年春の「グランドオープン」に向けたスケジュール

 このプロジェクトは、数年がかりで段階的に進められます。 道路の舗装工事や電線埋設工事などが複雑に絡み合っています。

 この大規模な整備事業は、数年がかりで段階的に進行します。

 まず動きがあるのは2025年(令和7年)11月からです。特別高圧電線の埋設工事が始まり、これに合わせて2027年3月までの長期にわたり、対象エリアで車両通行止め規制が実施されます。なお、この規制中も歩行者の通行は可能です。

 ドライバーにとって大きな転換点となるのが、前述の通り年が明けた2026年(令和8年)1月13日です。この日をもって既存の道路の一部が廃止され、備前堀川沿いに整備された新しい道路へとルートが切り替わります。

 その後、2026年度中には周辺道路の舗装の打ち替えや、側溝への蓋掛けといった整備工事が進められます。

 そして、施設オープンのタイミングとなる2027年(令和9年)4月には、さらなる新設道路が開通し、周辺の交通網が新たな姿となる予定です。

■地域の利便性向上へ、まずは「迂回」に協力を

 今回の整備は、単なる道路工事ではなく、地域のごみ処理能力を持続させるための重要なプロジェクトです。 2027年4月の「新ごみ処理施設」「余熱利用施設」「公園」のオープンに向け、着々と準備が進められています。

 工事期間中は、一時的に不便を感じる場面があるかもしれませんが、インフラ機能の維持と刷新には欠かせないプロセスといえます。

 特に2026年1月の道路切り替え直後は、混乱も予想されます。該当エリアを通行予定の人は、現地の案内看板や最新の情報をこまめに確認し、安全運転を心がけましょう。

【画像】どこ廃止? ドコ開通? 「新ルート」を画像で見る!(10枚)

【買取査定】実績500万人超!車をお得に売却(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: くるまのニュース編集部

【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。

【見逃し限定配信中】「自動車DXサミット vol.4」 BYDの最新事例を紹介 Amazonギフト券プレゼント〈PR〉

【中古車】がお得!? 新車不足で人気沸騰

【新車】簡単見積り! 自動車カタログを見る(外部リンク)

【保険】2025年満足度ランキング公開!

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー