約300万円! 日産が“新型SUV”「カイト」発表! 全長4.3mの“ちょうどいい”サイズが嬉しい! めちゃ使える「大容量ラゲッジ」×「フルLEDヘッドライト」採用! 期待大の「新・実用モデル」南米ブラジルで発売!
2025年12月11日、日産のブラジル法人は新型コンパクトSUV「KAIT(カイト)」を発売しました。一体どのようなモデルなのでしょうか。
約300万円! 日産が“新型SUV”「カイト」発表!
日産のブラジル法人は2025年12月11日、新型コンパクトSUV「KAIT(カイト)」の販売をスタートしたと発表しました。
ブラジルでは、同年7月にフルモデルチェンジを果たした新型「キックス」が投入したばかりですが、より隙のないSUVラインナップを完成させるべく加えられた新型カイトとは、一体どのようなモデルなのでしょうか。

新型カイトのボディサイズは全長4304mm×全幅1760mm×全高1611mm、ホイールベース2620mmと公表されており、日本の道路事情でも扱いやすそうな「ちょうどいい」BセグメントクラスのSUVです。
しかしコンパクトなだけではなく、特筆すべきポイントはそのパッケージングにあります。
車内には大人5人が快適に過ごせる広々とした室内空間を備えており、競合モデルを凌駕する432リットルという大容量のラゲッジスペースを確保。
エクステリアデザインも非常に意欲的で、「機能性と感動の融合」をテーマに掲げたスタイリングは、力強く大胆なラインで構成されました。
フロントマスクには、夜間でも遠距離を明るく照らし出すフルLEDヘッドライトを採用。
リア周りでは、トランクリッド中央に堂々と車名エンブレムを配置するなど、クラスを超えた質感と高い存在感がオーナーの満足度を高めます。
また驚かされるのは、その標準装備の充実ぶりでしょう。
グレード展開はエントリーモデルの「アクティブ」をはじめ、「センスプラス」「アドバンスプラス」、そして最上級の「エクスクルーシブ」という4タイプが用意されていますが、なんとエントリーグレードにも17インチの「アルミホイール(タイヤサイズ205/55R17)」や、「LEDヘッドライト/テールライト」さらには「キーレスエントリー」までもが標準装備されているのです。
インテリアにおいても、7インチの「デジタルインストルメントパネル」が全車に搭載され、上位グレードにはAKM製サウンドプロセッサを搭載した9インチの「大型タッチスクリーンマルチメディアシステム」も備わるなど、いわゆる“廉価版”のような妥協は一切感じさせません。
パワートレインは、すでに大きな信頼を得ている1.6リッター直列4気筒16バルブエンジンと、エクストロニックCVTの組み合わせです。
これは現地の燃料事情に合わせて、エタノールとガソリンのどちらも使用できるフレックスフューエル仕様となっており、エタノール使用時には最高出力113馬力、ガソリン使用時には110馬力を発揮します。
決して目新しいスペックではありませんが、耐久性とメンテナンスコストの低さに定評のあるこのユニットの採用は、実用車として長く付き合いたいユーザーにとってはむしろ歓迎すべきポイントと言えるでしょう。
このようなとく新型カイトの車両価格は、11万7990レアル(約310万円)から。
プレミアム路線へとシフトした新型キックスと、実用性とコストパフォーマンスを極めた新型カイトの強力な2枚看板によって、日産は南米のSUV市場を席巻しようとしています。
日本でも扱いやすそうなサイズ感とパッケージを持つだけに、もし日本にも導入されればキックスと並ぶ人気モデルになりそうですが、現在のところ日本導入のアナウンスはありません。
しかし地球の裏側で誕生した日産の新たな“実力派SUV”に、日本のファンからも熱い視線が注がれることになるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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