高速道路も滞在時間ある? 高速出口のETCゲートが開かない意外な理由とは
長時間の車移動ではSA・PAで仮眠を取ったり休憩したり、また高速を降りずに楽しめるレジャー施設を利用する滞在型の高速道路利用者も増えています。その一方、高速道路での長時間滞在によって、高速出口でETCゲートが開かないトラブルもあるといいます。
高速道路出口のETCゲートが開かない理由
高速道路でのETCの利用率は2018年5月末現在、全国で91.4%。最近ではSA・PAやバス停等から出入りができる「スマートIC」の普及も進んでETCはますます使いやすく身近な存在になっています。この夏もETCを利用し高速道路で故郷に帰省する方や旅行に出かける方も少なくないと思います。
長時間の車移動ではSA・PAで仮眠を取ったり休憩したり、また高速を降りずに楽しめるレジャー施設を利用する滞在型の高速道路利用者も増えています。その一方、高速道路での長時間滞在によって、高速出口でETCゲートが開かないトラブルもあるといいます。
高速出口でETCゲートが開かないトラブルには、主に以下の原因が考えられます。
(1)ETCカードの不備
車載機からカードを途中で抜いてしまい、そのまま入れていなかった。入っていても逆方向で認識されていない。ETCカードが汚れていて読み込めないなどがあります。ちなみに、ETCカードの汚れを落とすために料金所にはアルコールが置いてあるそうです。
(2)ゲートや機器の故障
通信不良やゲートそのものの故障で開かないこともあります。通信不良は先行車との距離が近すぎる、またはけん引車があると言った場合にも起こります。先行車との車間は最低2m程度開けておくことをおすすめします。
(3)時間超過
高速道路に入った時間と走行距離から計算して「高速道路滞在時間が長い」と判断された場合、ETCゲートが開かない場合があります。
高速道路の滞在時間超過とは?
さて、ETCゲートが開かなくなる理由は色々ありますが、今回は上記の3番「時間超過」について調べてみました。
実はこの「時間超過」、筆者(加藤久美子)も経験があります。年に1~2回、実家の山口県下関市まで約1000キロの道のりを車で帰省するのですが、これまで最短は12時間(仮眠なし・トイレ休憩のみ)で、最長は途中のSAで宿泊したり、遊園地で遊んだりして24時間を超えたことがあります。
このとき、ゴール地点の下関ICでETC/一般レーンを通過する際、ゲートが開かず、収受員のおじさんに呼び止められました。「時間が長いですが…途中で寝てました?」と尋ねられたのです。それで、SA内のホテルに泊まったり、遊園地で遊んだりしたことを伝えると納得してくれ、ゲートを通過することができました。