トヨタ「“新型”ステーションワゴン」に問合せ“殺到”!? 実用的な「全長4.8mのちょうどいいワゴンボディ」×高性能4WD設定! 新モデル「bZ4Xツーリング」が販売店でも話題に
2026年春の発売が予定されているトヨタ「bZ4Xツーリング」について、販売店には問い合わせが相次いでいるようです。
既存ユーザーも注視する「bZ4Xツーリング」
トヨタ初のBEV専用モデル「bZ4X」のステーションワゴンタイプである新型「bZ4Xツーリング」が、2026年春頃に発売予定とのことです。
ユーザーから寄せられた反響について、首都圏のトヨタディーラーに問い合わせてみました。

2022年5月、トヨタ初のBEV(バッテリー電気自動車)専用モデルとしてデビューしたクロスオーバーSUV bZ4X。
スバルと共同開発したもので、BEV専用の「e-TNGA」プラットフォームの採用のほか、前後モーターの4WD車にはスバルの四輪制御システム「X-MODE」と「グリップコントロール」を搭載するなど、高い悪路走破性も確保しています。
それから3年後の2025年3月、欧州で大幅改良を行った新型が公開されました。デザインの変更だけでなく、パワートレインのアップデートや乗り味のブラッシュアップも図られ、熟成を重ねました。
さらにこのとき、リアを延長し室内空間とラゲッジスペースを広げたステーションワゴン版の派生モデル bZ4Xツーリングの登場が明らかにされています。
2025年5月には、トヨタの北米事業体である「トヨタモーターノースアメリカ(TMNA)」が開催する新車発表イベントにて「bZウッドランド」がデビューしました。
このモデルを日本向け仕様にアレンジしたのが新型bZ4Xツーリングであり、2026年春頃に日本国内での発売が予定されています。
現時点で日本仕様の詳細は分かっていませんが、北米仕様であるbZウッドランドは、全グレードで4輪駆動(AWD)とされ、74.7kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、駆動用モーターのシステム出力は380馬力を発揮します。
またbZウッドランドは、急速充電の前にバッテリー本体の温度を調整する「バッテリープレコンディショニング」機能を搭載しており、バッテリーを充電に最適な温度とし、冷間時での急速充電時間約30分を目標に開発されています。
また、eアクスル(eAxle)の高効率化により、EV航続距離は最大260マイル(約418km)を達成しています。
bZ4Xウッドランドのボディサイズ(開発目標値)は、全長4830mm×全幅1860mm×全高1620mm、ホイールベース2850mm。
日本国内で販売されているbZ4Xのボディサイズが全長4690mm×全幅1860mm×全高1650mm、ホイールベース2850mmであることから、ホイールベースはそのままに、全長を140mm延長していることが分かります。
全長を延ばしたステーションワゴンボディならではのパッケージを活かし、30cu.ft(立方フィート/約850リッター)を超える広い荷室空間を確保しています。
車両本体価格は未定ではあるものの、bZ4Xが480万円〜600万円(消費税込み)であることを考慮すると、同等以上となる可能性が高そうです。
日本仕様は2026年年央に発売予定という新型bZ4Xツーリング、ディーラーに寄せられている反響について、11月下旬に首都圏にあるトヨタディーラーに問い合わせてみました。
「bZ4Xのオーナーの方からお問い合わせが何件かありました。bZ4Xも10月に大幅な改良を実施したばかりであることから、bZ4Xツーリングとの違いが気になるので教えて欲しいといった内容ですね。
bZ4X自体がまだデビューして数年しか経っていませんし、現時点では『様子見』といった印象を受けます」
また別のトヨタディーラーではこんなコメントも。
「すでに電気自動車をお持ちで、次の候補車のひとつとしてbZ4Xツーリングをご検討している方が多いように見受けられます。
『まずは実車を見てみたいので、展示車のスケジュールが分かったら教えて欲しい』といったリクエストを何件かいただきました。
どうやら現在は様子見、あるいは実車を見て検討したいといった声が多いようです」
2026年春頃に発売予定の新型bZ4Xツーリング、実車を見た人たちが一目惚れして一気に人気が爆発することになるのでしょうか。
今後の情報に期待です。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。







































































