レクサスなのに「軽自動車サイズ」!? 全長3.4mで4人乗り×”立体スピンドルグリル“がスゴい! 小さな高級車「LF-SA」スイス公開コンセプトとは!
レクサスのコンセプトカーとして「LF-SA」というモデルが存在します。全長3.4mという、軽自動車並みのコンパクトなモデルですが、どのような特徴があったのでしょうか。
レクサスなのに「軽自動車サイズ」!?
2025年10月末に開催された「ジャパンモビリティショー2025」では、各社が力の入ったコンセプトカーの数々を展示し、大盛況のうちに幕を閉じました。
こうしたモーターショーでは、人々の期待感を高めるユニークなコンセプトカーが数多く発表されますが、その中でも、発表から時が経ってもなお、その現実味の高さから市販化が熱望される1台が、レクサスの超小型コンセプトカー「LF-SA」です。
どのようなモデルだったのでしょうか。

LF-SAは、レクサスが提案するウルトラコンパクトクラスのコンセプトモデルとして、2015年にスイスで開催された「ジュネーブモーターショー」にて初公開されました。
ボディサイズは、全長3450mm×全幅1700mm×全高1430mmと、日本の軽自動車(全長3400mm以下×全幅1480mm以下×全高2000mm以下)とさほど変わらない短い全長を持つ車体に、「究極のラグジュアリー」を実現することを目指して開発されたコンセプトカー。
レクサスのラインナップにおいても最も小さい部類に入る、「2+2シーター」の4人乗りモデルです。
エクステリアデザインの特徴のひとつとして、角度によって表情が変わる深い彫りのある造形があげられます。
フロントエンブレムを中心としたスピンドルグリルは立体的にフロントフェンダーへと続き、車体の踏ん張り感を強調。リアホイールアーチ上の大胆な削り出しがメリハリを際立たせ、ダイナミックで力強い印象を与えるSUVらしいワイルドな仕上がりとなっています。
インテリアも、コンパクトながら広々とした室内空間を演出しており、大きく弧を描いた先進的なダッシュボードが斬新な仕立て。また、助手席はスライド可動式となっており、後席への乗降性など、小さな車体でありながら実用性も考慮されたデザインを実現しました。
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LF-SAの公開から10年が経過した現時点では、市販化に向けた動きは見られません。
しかし、レクサスのエントリーモデルとして2023年12月に導入された「LBX」が好評を博していることや、日産「サクラ」やホンダ「N-ONE e:」など、300万円を超える高級志向の軽EVが続々と登場していることを考えると、レクサスが手掛ける高級超小型車の需要もありそうです。
もしもLF-SAの市販化が実現した場合、高級コンパクト市場の注目の的になることは間違いないでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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