新車335万円! 全長4.8mのホンダ最新「3列ミニバン」短納期で“注文多数”!? 「ノア/ヴォク」の“ライバル”は「すぐ納車」もOK? シンプルデザインの「ステップワゴン」の動向は

ホンダ「ステップワゴン」の最新型は2025年5月に実施した一部仕様変更モデルです。ユーザーからの評価などはどうなのでしょうか。

比較的納期の短い「ステップワゴン」

 2022年に現行型が登場したホンダの3列シートミドルサイズミニバン「ステップワゴン」。2025年5月には新グレード追加や一部仕様変更を行うなど、熟成が進んでいます。

 最新の一部仕様変更から数ヶ月が経過しましたが、その後のユーザーの反応と最新の納期について、ホンダディーラーに問い合わせてみました。

ホンダ「ステップワゴン」最新モデルの動向
ホンダ「ステップワゴン」最新モデルの動向

 初代ステップワゴンがデビューしたのは1996年5月。「オデッセイ」よりも全高が高く室内空間を拡大し、乗用車らしい運転感覚や乗り心地も相まって人気を獲得。両側スライドドアのハイト系ミドルミニバン市場を活性化させました。

 その後、2001年4月に2代目へと進化し、2005年に3代目、2009年に4代目、そして2015年の5代目と代を重ねていきます。現行モデルは2022年5月にフルモデルチェンジした6代目にあたります。

 初代風のスクエアでシンプルなデザインに回帰したほか、2モーターハイブリッド「e:HEV」の搭載、先進運転支援システム「ホンダセンシング」の採用など、全方位で進化しました。

 駆動方式はFFが基本で、1.5リッターガソリンターボのみ4WDを設定しています。

 ボディサイズは全長4800mm×全幅1750mm×全高1840mmで、ホイールベースは2890mmです。

 2025年5月には、現行モデルとしては初となる仕様変更を実施しており、同じタイミングで新グレードを追加しています。

 全グレード共通の追加機能および装備としてホンダ センシングに、「後退出庫サポート(マルチビューカメラシステム装備車のみ)」および「急アクセル抑制機能」が追加。ほか、パワーテールゲートにリモート操作およびメモリー機能(より低い位置で開度設定が可能)が追加されています。

 また、外装の塗料に艶感および耐久性が向上したクリア素材を採用し、品質を高めました。

 同じタイミングで「AIR」をベースに装備を充実させた「AIR EX」、「e:HEV スパーダプレミアムライン」をベースに、黒を基調としたカスタムが施された「e:HEV スパーダプレミアムライン ブラックエディション」が追加され、ラインナップが充実しました。

 価格(消費税込)は334万8400円から440万6600円です。

 仕様変更から数ヶ月が経過したステップワゴン、その後のユーザーの反応と納期について、10月下旬に首都圏にあるホンダディーラーに問い合わせてみました。

「トヨタの『ノア&ヴォクシー』、日産『セレナ』との競合でステップワゴンをご検討されていらっしゃるお客様が非常に多い印象です。

 ミニバンをお買い求めのお客様は『すぐにでも納車して欲しい』とおっしゃる方が多く、『価格と納期の折り合いがつくことが重要』だと感じています。

 他メーカーさんのモデルも非常によくできていると思いますが、いかんせん納期が掛かっている印象です。

 その点、ステップワゴンはガソリン車で3〜4ヶ月ほど、e:HEVモデルで3ヶ月弱でお届けできます」

 また、別のホンダディーラーにも問い合わせてみました。

「他メーカーさんのモデルとの競合が多いですね。あとは、『フリード』からのお乗り換えというお客様も結構いらっしゃいます。

『フリードもよかったんだけど、2人目の子どもが生まれて手狭になった』という理由でステップワゴンをお選びいただいております。

 ステップワゴンのご納期はガソリン車で3〜4ヶ月、e:HEVモデルは3ヶ月弱でお届けできます。

 即納とまではいきませんが、それでも他メーカーさんの競合車よりは短いはずです。

 納期が短いことも、最近のクルマではアピールポイントになるのでは、と感じております」

 セールス氏が話してくれたように、子育て世代にとっては「いますぐにでも欲しい」という方が多く、納期が短いことも重要な選択肢となっています。

 いままで、トヨタ車や日産車のミニバンを乗り継いできた人も、ステップワゴンも比較検討車両に加える価値は充分にありそうです。

【画像】超カッコいい! これが「ステップワゴン アウトドアスタイル」です! 画像を見る(30枚以上)

ホンダ車が高い? 500万人利用!(外部リンク)

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Writer: 松村透

株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。

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